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月曜の手紙 #2|幕が上がる週に

おはよう。ハルトです。月曜の手紙、2通目。今週の空は、にぎやかだ。木曜7/23、太陽が獅子座へ移る。夏の本番——しかも今年は、ひと足先に木星が獅子座で待っている。太陽と木星、大きな灯りがふたつ、同じ部屋に点る華やかな季節の始まりだ。そして金曜7/24には、逆行していた水星がようやく順行へ。滞っていた会話や連絡が、ゆっくり流れ出す。「振り返る」の季節から、「表現する」の季節へ。今週は、その幕間にいる。では、12通り。♈ 牡羊座の君へ火の仲間の季節が来る。エンジンはもう十分に温まっているはずだ。ただ、水星が順行に戻る金曜までは、言葉の発車だけ丁寧に。伝えたいことほど、ひと呼吸おいて。♉ 牡牛座の君へ夏の光が強くなるほど、君の「変わらない場所」の価値は上がる。にぎやかな季節に、静かな軸を持っている人。今週、誰かがその涼しさに救われると思う。♊ 双子座の君へ金曜、君の主星・水星が順行へ戻る。止まっていた返事、噛み合わなかった会話が、ほどけ始める。言い直したかったあの一言——今週の後半が、出番だよ。♋ 蟹座の君へ君の季節が、木曜で幕を閉じる。この一ヶ月で受け取ったもの、ちゃんと数えただろうか。太陽は隣の部屋へ移るけれど、新月に蒔いた種は、君の胸の中で育ち続けている。慌てて何かを始めなくていい。♌ 獅子座の君へ木曜、太陽が君の星座へ帰ってくる。しかも今年は、木星が先に部屋を暖めて待っている。一年でいちばん、「君が君でいること」を空が肯定する季節だ。遠慮は、去年の部屋に置いてこよう。♍ 乙女座の君へ舞台のすぐ隣で、君は静かに輝きを増している。金星は、まだ君の星座にいる。獅子座の祝祭を眺めなが
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まだ見ぬ君への返信 #1|「ちゃんとした私」で恋をして、疲れてしまった乙女座の君へ

この連載について、最初に少しだけ。ここでは、星の手紙屋にいつか届くはずのお悩みに、先に返事を書いておくことにしました。今回の手紙の主は、まだ僕たちの店を知らないかもしれない。でも、どこかに必ずいる人です。(実際のお悩みも募集しています。コメントか、モモのXまで。いつか君宛ての返信を書きます)──今夜のお悩み──「28歳、乙女座です。付き合って2年になる彼がいます。彼のことは好きなのに、会う前は部屋を整えるみたいに自分を整えて、会っているあいだも『重くないかな』『ちゃんとした彼女でいられているかな』ばかり気にしてしまいます。このあいだ、デートの帰り道にどっと疲れている自分に気づいて、悲しくなりました。恋って、こんなに疲れるものですか?」──ハルトの返信──まず、ひとつ聞かせてほしい。その採点表は、いったい誰が君に渡したものだろう。乙女座の君の「ちゃんとしたい」は、欠点じゃない。あれは愛の形だ。相手のために整える、気を配る、先回りする——君の星座は、愛を「丁寧さ」で表現する星なんだ。だからそれ自体を責める必要は、まったくない。ただね。その丁寧さの道具である赤ペンを、君はいつからか、自分にばかり向けるようになった。「今日の私は減点じゃなかったか」。デートのたびに答案を提出して、採点を待つ。それは恋じゃなくて、試験だ。疲れて当然だよ。恋は提出物じゃないんだから。帰り道のあのどっとくる疲れは、彼を好きじゃない証拠なんかじゃない。2時間ずっと気を張っていた、というだけの証拠だ。むしろ君がどれだけ真剣か、という証拠でもある。それに——2年だよ。彼が好きになって、隣にい続けているのは、「ちゃん
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