学会発表シリーズ① 学会発表スライドは「1枚1メッセージ」で考えると伝わりやすくなります
学会発表のスライドを作成するとき、「できるだけ詳しく説明したい」と思ったことはありませんか?私自身も研究発表や講義資料を作成する中で、最初の頃は「情報をたくさん載せた方が親切だろう」と考えていました。しかし実際に発表を経験し、多くの学会発表を見る中で感じたことがあります。それは、情報量が多いスライドほど、内容が伝わりにくくなるということです。今回は、私が資料を作成するときに意識している「1枚1メッセージ」という考え方についてご紹介します。聴講者は想像以上に忙しい発表者は何度も練習しているため、スライドの内容をよく理解しています。しかし、聴講者は違います。初めて見る研究内容を、限られた時間の中で理解しなければなりません。そのため、・文章が多い・図が複雑・表が小さい・強調したい内容が複数あるこのようなスライドでは、どこを見ればよいのか迷ってしまいます。だからこそ、スライドは「見せる資料」であることを意識することが大切です。1枚で伝えたいことは一つに絞る私はスライドを作成するとき、「この1枚で一番伝えたいことは何か」を最初に考えます。例えば、結果のスライドなら、「有意差があったこと」なのか、「平均値の違い」なのか。一番伝えたい内容を決めることで、図や文字の配置も自然と整理されます。逆に、伝えたいことを詰め込みすぎると、結局何も印象に残らないスライドになってしまいます。スライドは読むものではありません発表中、スライドの文章をそのまま読み上げる場面を見かけることがあります。しかし、本来スライドは、話を補足するための資料です。文章を長く書くよりも、・キーワード・図・写真・グラフを活用した方
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