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第3話 AIを検索ツールとして使い始めた頃

僕が最初にAIを使い始めた頃、その役割は「検索ツール」でした。分からないことを調べ、要点を確認する。ただの検索ツールとして使っていたのです。しかし、回答を読んでいるうちに、単なる検索では限界があることに気付きました。そこでAIに対して、「なぜそうなるのか?」「その仕組みはどうなっているのか?」「別の見方はあるのか?」と、繰り返し質問していました。しつこかったと思います。※AIからも「答えに納得するまで、よく質問してくれた」と言われました。するとAIは、単なる要約ツールではなく、考えを整理するための対話相手になっていきました。転機となったのは、自分の技術背景をAIに伝えた時です。僕は長年、RTOSを使った組込システム開発に携わってきました。その経験を共有すると、AIの回答は一般的な要約から、RTOS、タスクスケジューリング、リアルタイム制御といった技術的背景を踏まえた、より具体的な説明へと変化しました。さらに、スケジューリングや代替プランの構築についても、より実践的な提案が返ってくるようになりました。この時、僕は重要な事実に気付きました。AIは質問だけに反応するのではない。相手の背景や目的を共有するほど、回答はその人に最適化され、より深い対話へ変化していく。この気付きが、後にGAOSの「対話による共創」という考え方につながっていったのです。
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