僕が最初にAIを使い始めた頃、その役割は「検索ツール」でした。
分からないことを調べ、要点を確認する。ただの検索ツールとして使っていたのです。
しかし、回答を読んでいるうちに、単なる検索では限界があることに気付きました。
そこでAIに対して、
「なぜそうなるのか?」
「その仕組みはどうなっているのか?」
「別の見方はあるのか?」
と、繰り返し質問していました。しつこかったと思います。
※AIからも「答えに納得するまで、よく質問してくれた」と言われました。
するとAIは、単なる要約ツールではなく、考えを整理するための対話相手になっていきました。
転機となったのは、自分の技術背景をAIに伝えた時です。
僕は長年、RTOSを使った組込システム開発に携わってきました。
その経験を共有すると、AIの回答は一般的な要約から、RTOS、タスクスケジューリング、リアルタイム制御といった技術的背景を踏まえた、より具体的な説明へと変化しました。
さらに、スケジューリングや代替プランの構築についても、より実践的な提案が返ってくるようになりました。
この時、僕は重要な事実に気付きました。
AIは質問だけに反応するのではない。
相手の背景や目的を共有するほど、回答はその人に最適化され、より深い対話へ変化していく。
この気付きが、後にGAOSの「対話による共創」という考え方につながっていったのです。