新たな一歩、私らしく寄り添う精神科訪問看護の世界へ
先月から心機一転、精神科の訪問看護師として新たなスタートを切りました。これまでの人生で積み重ねてきた様々な経験は、決して一つとして無駄になることはなく、むしろそのすべてが今こうして目の前の利用者様に深く寄り添う温かな気持ちへと静かに繋がっていることを、日々の訪問の中で実感しています。もともと多趣味であったことや、これまでに多様な出来事を重ねてきたことも、思いがけず看護の豊かな引き出しとなってくれました。音楽の話が好きな方、園芸に情熱を注いでいる方、読書を心の支えにしている方など、利用者様一人ひとりの趣味嗜好や生活スタイルはさまざまですがその多様な世界に少しでも寄り添った心地よい会話ができることは、関係づくりのうえで大きな助けでありこの仕事の大きな喜びの一つです。家庭では、学校での読み聞かせボランティアや療育への送迎、子どもの定期受診など育児にまつわる予定が数多くありますが、それらと訪問看護の仕事とを無理なく両立できていることも、今の働き方を選んで良かったと感じる理由になっています。もともとフットワークが軽く少し多動気味な性格だと自覚していましたが、時間の使い方や動き方に融通のきくこの新しい働き方は、自分の性質に不思議なほど合致しているようで、日々を軽やかに、主体的に過ごせています。もちろん、実際の訪問現場では「これで本当に良かったのだろうか」と自問自答し、不安や迷いに駆られる瞬間も少なくありません。けれど、その不安や葛藤こそが、専門職として慢心せずに一つひとつの訪問と丁寧に向き合わせてくれているのだと考えると、「不安を抱えたままで良いのかも」と静かに自分を肯定し、受け止められる
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