自分を守る境界線。人間関係が楽になる考え方
私は昔から、誰に対してもフレンドリーな人でいたいという、優等生マインドでいました。「感じがいい人」
「話しやすい人」「頼みやすい人」そんなふうに思われることが、正解だと信じていたのです。でも、その優しさには落とし穴がありました。自分の境界線を、いつの間にか低くしすぎてしまうことです。本当は嫌なのに笑ってしまう。答えたくない質問にも答えてしまう。誘いを断れない。気づけば相手は、その境界線を当たり前のように越え、都合のいい相手として接してくるようになります。もちろん、相手が悪い人とは限りません。私自身が「ここまでは大丈夫ですよ」と、寛大な態度をとってしまっていたからです。人は、許された範囲で接してきます。だから、自分の境界線を守ることは、相手を拒絶することではありません。「ここから先は入らないでね」という目印を置き、人間関係に適度な距離感をつくることです。私は最近、こう考えるようになりました。「いい人」でいることよりも、「自分を大切にできる人」でいたいなと。嫌なことには、「それは答えたくないな」と言ってもいい。気がのらない誘いには、たとえ予定がなくても「今回はやめておく」と断ってもいい。返信したくない気分の時は、すぐ返さなくてもいい。境界線を引くことは、冷たさではありません。自分自身を心地よく守るための優しさです。そして不思議なことに、境界線を引くようになると、振り回してくるような人とのご縁は自然と減り、本当に大切にしてくれる人だけが残っていきます。誰にでも好かれようとすると、自分軸が消えてしまいます。でも、自分を大切にし始めると、自分を大切にしてくれる人とのご縁が増えていきます。
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