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わかる気がする…

私が犯罪心理学に興味があるのは、この「わかる気がする」という気持ちが、自分の中にたくさんあるからだと思う。もちろん、多い少ないの基準なんてわからないけれど。「なぜそんな事を!」と世間が驚くような事件や問題も、私はどこかで「なんかわかる気がする…」と思ってしまうのだ。人を激しく恨んだり、何かを辞められなかったり。どうしても欲しいものがあったり、異性に狂おしく惹かれたり。あるいは、日常が退屈すぎたり、辛すぎて耐えられなかったり。様々な問題の根っこには、この「わかる気がする」という要素があって、それが異常に膨らみ、暴走してしまった結果起こるのだと思う。などと、偉そうに分析してみるものの。いざ自分ごとの日常生活になれば、問題が発生しないなんてことはサラサラない。むしろ頻発する。色んなシーンにおいて、ごちゃごちゃと起きる。たとえば、子ども。勉強もしないでゲームばかり、部屋はだらしがない。その光景を見て、「あぁ、わかる気がする……」なんて呟きながら、優雅にコーヒーをすすり続けられればいいけれど、現実はそうはいかない。夫のポケットから「ん? なにこの名刺(キャバクラ……?)」となった時。「あぁ、わかる気がする……」なんて、笑顔で楽しくいられるわけがないのだ。これはある意味、他人事に対しては「自分とは関係ない」という境界線を引いてしまっているからこそ出来ることで、一見冷たく感じるものなのかもしれない。けれど、だからこそフラットに受け止められる世界があるんじゃないかな、とも思う。同時に、自分の日常生活においても、この「わかる気がする……」という、目を細めて悟りを開いた仏陀(ブッダ)のように言える
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