感情労働という仕事
感情労働という言葉があります。相手の気持ちを受け止めたり、場の空気を読んだり。時には自分の感情を抑え込んで相手に笑顔で対応したりする。そんな“見えないお仕事”のことです。主に医療や販売、保育や介護、小売り業など人を相手にする業種です。こういう業種は女性が多く働いています。そしてこの労働、意外と負担が大きいのです。今は共働きが当たり前になってきています。家でも職場でも「気を配る役割」が重なりやすいです。仕事を終えて帰ってきても、家族の気分や体調に気を配る自分がいる。そんなふうに、ずっと誰かの感情に寄り添い続けていると、気づかないうちに心が疲れてしまいます。実際は心というより脳なのですが。けどもっともっと頑張らないとと思う自分もいる。しかし頑張り続けていると、ある日ふっと体が「もう無理だよ」ってサインを出してくることもあります。眠れない、イライラする。今まで気にならなかったことがすごく気になる。まるで自分だけが損をしている、周りは私に比べてラクをしている。こういったサインは自分では気付きにくいんです。そして、更年期。ホルモンの揺らぎは心の揺らぎにもつながります。これまでなんとか保ってきたバランスが崩れやすくなる時期でもあります。だからこそ、「今のうちにどう自分を守るか」を考えておくことが大事になってくるんだと思うんです。じゃあ、どうしたらいいのかっていうと。まずは、自分の感情も“仕事の一部”なんだって認めてあげてほしいのです。「疲れたな」って感じたら、それは弱さじゃなくてちゃんと働いた証拠なんです。少し休むことは怠けることじゃなくて、次に進むための準備なんです。それから、相手の感情
0