「継がなければよかった」と思ったあなたへ そこからの逆転戦略
「正直に言ってしまうと、継がなければよかったと思っています。先代のやり方を変えようとすれば反発され、かといってこのままでは業績は先細りです。社員との関係もうまくいかず、何をどう変えればいいのか分かりません」―これは、当社にご相談に来られた二代目社長の率直な言葉です。事業承継は「バトンを受け取ればうまくいくもの」ではありません。むしろ、多くの場合、過去の成功体験や既存のやり方が足かせとなり、身動きが取れなくなるケースが少なくありません。その結果、「自分が継いだ意味はあったのか」と悩まれる経営者も多いのが実情です。「この会社は本当に立て直せるのか?」「自分に経営者としての適性はあるのか?」―そうした問いに直面したとき、多くの方が立ち止まってしまいます。しかし、この状態こそが、経営を根本から見直す絶好のタイミングでもあります。本コラムでは、「継がなければよかった」と感じている状態から、どのようにして経営を立て直し、逆転していくのか。その具体的な考え方と進め方について解説していきます。はじめに事業を承継したものの、「継がなければよかった」と感じてしまう―これは決して珍しいことではありません。むしろ、多くの二代目社長が一度は直面する現実です。先代のやり方を踏襲しても業績は伸びず、かといって変えようとすれば社内から反発が起きる。社員との距離感にも悩み、意思決定に自信が持てなくなる。このような状況に陥り、「自分は経営者に向いていないのではないか」と考えてしまう方も少なくありません。しかし、ここで立ち止まってしまうのか、それとも前に進むのかで、その後の経営は大きく変わります。重要なのは、今の状
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