鑑定で断定しすぎない理由
「必ず復縁できます」 「この転職は絶対うまくいきます」こういう言葉を、私は鑑定で使いません。理由は、誠実でいたいからです。カードが示すのは「今の流れ」です。今、どういう状態にあるのか。 どの方向にエネルギーが向いているのか。 何が障害になっているのか。それを読むことはできます。ただ、未来は「今の流れの延長線上にある可能性」であって、 決定した事実ではありません。流れは、変わります。お客様自身の行動で変わることがある。 相手の気持ちが変わることがある。 予期しない出来事が起きることがある。カードを引いた瞬間の流れが、そのまま「確定した未来」になるわけではない。そこを断定してしまうのは、正確ではないのです。もうひとつ、理由があります。「必ずうまくいく」と断言された言葉を信じて動いた結果、 そうならなかったとき、依頼されたお客様は何を感じるでしょうか。占いへの不信感だけでなく、 「あのとき違う選択をしておけばよかった」という後悔まで生む可能性があります。それは、私が一番避けたいことです。断定を避けることは、弱腰ではないと考えています。「今の流れはこうです。ただ、これはあなたの行動次第で変わる可能性があります」その言い方の方が、お客様に渡せるものが大きい。現実を正確に伝えながら、 行動の余地を残す。それが、鑑定者としての誠実さだと思っています。神司 智|ARCANUM REPORT
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