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CAD確認画像を見るときに見てほしいポイント

私のお預かりするオーダーメイドのジュエリー制作では、「最初のCADデータが、そのまま完成品になる」ということはほとんどありません。必要に応じて設計を微調整しながら、できるだけ完成イメージに近づけていきます。必要に応じて試作品を確認し、その結果をもとにCADを修正することもあります。ですが、STLデータをご依頼いただく場合は、当方でのお手伝いはCADデータの納品までとなります。そのあとご依頼者様が設計変更を行うことは難しくなりますので、当方での作成は、「この後どうやって作られるか」まで考えて正確な設計をお渡しすることを心がけています。そのために重要になるのが途中段階でお送りする確認画像です。この画像は、デザインがイメージ通りかを確認するためだけのものではありません。実際にジュエリーとして完成したときに問題が起きないかどうかも考えながら確認していただきたい大切な工程です。CAD上ではきれいに見えていても、・3Dプリント・鋳造・研磨・石留めという工程を経ることで、形や寸法は少しずつ変化します。確認画像をご覧いただくときは、「デザインが気に入ったか」だけでなく、・石は留められそうか・爪は細すぎないか・厚みは十分ありそうか・完成したときのボリューム感はイメージ通りかなどについてもご確認いただきたい点です。もちろん、専門的な部分はこちらで判断しますので、ご不明な点は遠慮なくご相談ください。
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CADができれば終わりではないジュエリー製作

ジュエリー製作は、洋服のオーダーメイドと似ています。ただし大きく違うのは「完成するまで試着できないオーダー品」であるという点です。テーラーでは仮縫いや試着をしながら身体に合わせていきますが、小さく硬い素材を扱うため、完成前に実際の装着感を確認することができません。また、CADで制作したデータは、そのまま完成品になるわけではありません。3D出力、鋳造、磨き、石留などの工程を経る中で、金属や樹脂は必ず縮小や変形をします。特にジュエリーは非常に小さな造形物であるため、わずかな変化でも着用感や石の適合に大きく影響します。上の画像について:鋳造直後の画像です。画像内の突起物は鋳造時の湯道です。同じ一つのCADデータから、同時に拡大データも出力して鋳造まで行い、石のはまり具合を確認します。また、鋳造時には変形や肌荒れすることも多く、ここからの調整が大事です。当方では、過去の制作実績から独自に蓄積した収縮データをもとに、CAD設計段階で補正を行うこともあります。ただし、オーダーメイド制作の特性上、完成後にサイズ調整や石座調整などの微調整は欠かせません。ジュエリー製作は、「データがあれば必ず同じものが完成する」というものではない場合がほとんどで、いまだに完成までに複数回の試作をすることもあります。だからこそ、一つひとつ確認しながら、できるだけ理想の完成形に近づけていくことを大切にしています。
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