梅雨どきの、なんとなく気分が沈むあなたへ ―― 雨の日が続く夜に読む手紙
しとしとと雨が続く季節になったわね。空がどんよりすると、なんだか気持ちまで重くなって、朝、お布団から出るのにも時間がかかる日があるわよね。はっきりした理由もないのに、心が晴れない。そんな自分を「怠けてるだけかしら」と責めてしまう。……わかるわよ。今日はそんなあなたに、そっと寄り添うお話をさせてちょうだいね。◆ その重さは、あなたのせいじゃない梅雨どきの気分の沈みはね、性格のせいでも、努力が足りないせいでもないのよ。空模様の変化に、あなたの心と体が素直に反応しているだけなんだもの。雨の日に気持ちが沈むのは、あなたが繊細で、自然とちゃんと響き合っているからなのよ。それは弱さじゃなく、むしろ豊かな感受性なの。それからね、「特に理由もないのに落ち込むなんておかしい」と思ってしまう、その苦しさ。理由がないと落ち込んじゃいけない、なんてことはないのよ。空が曇るのに理由を求めないのと同じ。あなたの心が曇る日も、それでいいのよ。◆ 無理に晴れさせようとしなくていい気分が沈んでいるときに、「早く元気にならなきゃ」と自分を急かすとね、かえって苦しくなるものなのよ。雨の日は、雨のまま過ごしていいの。傘をさすように、今日はそういう日なんだなぁ、と受け止めてあげてちょうだいね。がんばって気分を上げようとしなくていいわ。雨の音をただ聞いてみる。温かいお茶を一杯ゆっくりいれる。いつもより早めにお布団に入る。それだけで、今日はもう十分なのよ。立派にやり過ごせているわ。◆ 雨が降るから、実りがある沈んでいる今のあなたも、何ひとつ無駄になっていないのよ。こういう時、和風タロットの【大豊作】が顔を出すことがあるの。
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