恋のイルミネーション ―きらめきの距離と、ほどけない想い―第2章
この物語は「恋のイルミネーション物語」の第2部の作品です。■登場人物(第2部最適構成)◆メイン(物語を動かす)星野 るな(主人公)桐生 蒼(恋の相手)◆準メイン白雪 ひかり(経験者・支え)小日向 まな(気づき担当)橘 ゆずは(現実ツッコミ)◆サブ朝比奈 透(恋の完成形サンプル)白雪 母(日常の温度)第2章は初夏の物語ですこの物語から次の曲『蛍色イルミネーション』が生まれました。現在、いつも利用している配信業者から別の配信業者に変更して曲を登録しました。本来は6/5リリース予定でしたが6/15リリース致しました。曲タイトル『蛍色イルミネーション』第2章 蛍色イルミネーション編第1節「蛍が見えるらしいよ」 六月の終わり。 雨上がりの空気は、少しだけ夜の匂いを早く連れてくる。「るな先輩っ!」 放課後の廊下に響いた声に、私はゆっくり振り返った。 そこには、今日も元気いっぱいの小日向まなが立っていた。「……近い近い」「えへへ、すみませんっ。でも聞きました!? 今年、川沿いで蛍イベントやるらしいですよ!」「蛍?」 聞き返すと、まなは「そうです!」と目を輝かせる。「駅前の商店街と合同でやるみたいで! 初夏イルミネーションも試験点灯するんだって!」「へぇ……」 私は窓の外へ視線を向けた。 雨粒を残したグラウンド。 曇りかけた夕空。 少し湿った風。 もう、夏が近い。「絶対綺麗ですよねぇ……蛍とイルミネーションって、なんかエモくないですか!?」「急に語彙がTikTokなんよ」「だってほんとにエモそうなんですもん!」 まなは両手をぱたぱた振りながら興奮している。 その様子が少し可笑しくて、私は小さく
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