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話すだけでは変わらない。『整理する』と『話す』の違いを知ると、相談がもっと楽になる

「話してすっきりしたのに、なぜか何も変わっていない」誰かに話して、その場は少し楽になった。でも翌朝、また同じ気持ちが戻ってきた。「結局、何も解決していない」「また同じことを話してしまった」「相談することに意味があるのかな」そんなふうに感じたことはありませんか。相談することへの罪悪感や、「どうせ変わらない」という諦めが少しずつ積み重なって、誰かに話すこと自体がしんどくなってしまう。でも、これは相談に意味がなかったのではありません。「話す」と「整理する」が、混ざってしまっていただけかもしれないんです。「話す」と「整理する」は、実は違うことをしている精神保健福祉士として相談を受けていて、気づいたことがあります。「話す」ことと「整理する」ことは、似ているようで、やっていることがまったく違います。「話す」は、感情を外に出すこと。ため込んでいたものを言葉にして、誰かに受け取ってもらう。それだけで、心が軽くなることがあります。「わかってもらえた」という安心感は、とても大切なものです。「整理する」は、感情に輪郭をつけること。「なぜしんどいのか」「何が本当の問題なのか」「自分はどうしたいのか」——これらを一つひとつ分けて、言語化していく作業です。話すことで感情が出てきても、それを「整理」しないと、同じところをぐるぐるし続けてしまいます。なぜ「整理」が難しいのか「整理すればいいのはわかるけど、どうすればいいかわからない」これは、当然のことです。感情は、考えようとすると同時に動きます。「なぜしんどいのか」を考え始めると、また感情が揺れる。揺れると、考えが進まなくなる。一人で整理しようとすると、このル
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