「錆びさせる」という戦略 社労士試験勉強法のコツ⑨
タスクが増えていく。
基礎問題集、答練、テキスト読み、暗記、法改正、統計、選択式対策、模試。
どれも大切。
でも、全部を同じ強度で維持するのは難しいという現実。
ここで、繰り返し学習を
二つに分けて考えてみる。
① 蓄積型の繰り返し
テキスト読み、横断整理、制度理解。
回すほど、
・論点が接続する
・因果が見える
・抽象度が上がる
そして重要なのは、やめてもゼロに戻らないこと。理解はネットワーク構造で保存される。
一度「なぜそうなるか」が腑に落ちると、簡単には失われない。
これが蓄積型。
② 維持型の繰り返し
暗記、一問一答の反射系問題。
これは別物。
復習しなければ減衰する。
反射速度は止めれば鈍る。
維持には定期的なメンテナンスが必要。
これが維持型。
この二つを同時に最大化するのは難しい。
時間が無限ならいい。でも社会人受験は違う。維持型を常に回し続けると、維持コストが固定費になる。固定費が大きいと、投資に回せる時間が減る。投資とは何か。
構造理解。
なぜ構造理解が優先されるのか
近年の社労士試験は、
・条文の丸暗記では取りきれない問題
・横断的思考を要する問題
・制度趣旨を問う問題
が増えている。
つまり、「知っているか」より「どう組み立てるか」。構造理解は短期間では作れない。
反射は戻せる。
構造は積み上げ型。
ここが時間設計の要。
だから「錆びさせる」維持型は一度引き上げる。ただし、その後は意図的に維持を最小限にする。なぜなら、
直前期に再学習すれば回復速度は初回より速いから。これは再学習効果。一度回路を作った脳は、二回目の立ち上げが早い。完全に崩れるわけではない。
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