8月71日
8月71日
花火の日
無茶だ。
1ヶ月は
そんなに長くはない。
今日は花火の日らしい。
両国の川開きで花火を打ち上げたとかなんとか。
花火といえば
沸き起こる論争
「夏祭り」
はどっちがいい問題…
だ。
JITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)
か
Whiteberry
か
まあ
どっちが
どうということでもないが
私は
断然
元祖の方だ。
JITTERIN'JINNだ。
あの歌詞は
中学生ぐらいのウブな子が
好きだった女の子と行った
夏祭りの思い出を振り返るものだ。
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おそらく2人には門限がある。
夏祭りに花火を見に行く
と親に言って出かけたハズだ。
このチャンスに告白しようと
決めていた少年。
手を握ることもできない少年。
「好き」が増幅している時に
友達に邪魔されて、離れて歩く
じれったい時間。
屋台や人でごった返す参道から
入った神社の石段。
最後の告白チャンス。
彼女の話が続いて、告白するタイミングが中々掴めない。
焦る少年の耳に
無情にも
打ち上げ花火の
笛の音が聴こえる。
大好きな女の子の顔が
花火で照らされる
この少年は
Bプランなど考えていなかった。
どうすることも
できないまま…
花火と女の子を
観るだけだ。
言葉にならなかった
「好きだ」が
少年の全身で膨らんで
破裂しそうだ。
花火のフィナーレ。
歓声と拍手。
ただ1人、取り残された少年。
それから…
夏になり
どこかの花火の音がすると
思い出す、
あの日のこと。
情けない自分。
女の子の笑顔。
スライドショーのように
次々と思い出される
シーン。
✼
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