恋のイルミネーション ―きらめきの距離と、ほどけない想い―第1章
第2部:恋のイルミネーション ―きらめきの距離と、ほどけない想い―この物語は「恋のイルミネーション物語」の第2部の作品です。■登場人物(第2部最適構成)◆メイン(物語を動かす)星野 るな(主人公)桐生 蒼(恋の相手)◆準メイン白雪 ひかり(経験者・支え)小日向 まな(気づき担当)橘 ゆずは(現実ツッコミ)◆サブ朝比奈 透(恋の完成形サンプル)白雪 母(日常の温度)第1章は初夏の物語ですこの物語から次の曲が生まれました。曲タイトル『まだ名前のない光』🌿第1章「揺れる光、まだ名前のない距離」🌿第1節「変わらない放課後」 初夏の風は、ちょっとだけ甘い。 校門を出た瞬間、ふわっと頬に触れて――なんだか、チョコレートの箱を開けたときみたいな匂いがした。「……あ、今日、絶対いい日だ」 思わずそう呟くと、隣を歩いていたひかりがくすっと笑う。「るな、それ毎回言ってるよね」「だってほんとなんだもん。いい匂いの日って、だいたい何かあるし」「“何か”って?」「うーん……」 私は少しだけ空を見上げて、考えるふりをする。「……コンビニの新作スイーツ当たりとか?」「それただの食いしん坊でしょ」「否定はしない!」 即答すると、ひかりはまた笑った。 その笑い方が、前より少し柔らかくなっていることに気づく。 ――ああ、そっか。 ひかり、恋してる顔だ。「ねえひかり」「なに?」「最近さ、なんか“いいこと”あった?」「え、なに急に」「いいじゃんいいじゃん。教えてよ〜」 肩を軽くぶつけながら聞くと、ひかりはほんの少しだけ視線を逸らした。「……まあ、ちょっとはね」「ほらやっぱり〜!」「もう、るな声大きいって」「だって分か
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