【自転車保険編|第2話】自転車保険は“義務だから入るもの”ですか?
「自転車保険って、義務なんですよね?」最近よく聞かれる言葉です。ニュースや自治体の広報で“義務化”という文字を見ると、入らなければいけないもの、という印象を持つかもしれません。では――全国一律で義務なのでしょうか?■ 自転車保険の“義務化”の現実現在、全国47都道府県のうち30以上で自転車保険の加入が義務化、または努力義務化されています。ただし内容は同じではありません。 ・加入が「義務」 ・加入は「努力義務」 ・事業者のみ義務このように分かれています。例えば、 ・東京都 → 加入義務(2019年施行) ・大阪府 → 加入義務(2016年施行) ・神奈川県 → 加入義務 ・埼玉県 → 加入義務一方で、努力義務にとどまる地域もあります。つまり、住んでいる場所によって扱いが違う。これが現実です。■ なぜ義務化が進んだのか背景にあるのは、高額賠償です。過去の裁判例では、 ・約9,500万円の賠償命令(小学生事故) ・約5,000万円超の事例 ・数千万円規模の判決も複数自転車事故の賠償額は、決して珍しい話ではありません。そして、自転車事故は年間約7万件前後発生しています。“たまに起きる事故”ではないのです。■ では、義務でなければ不要ですか?ここが落とし穴です。「うちは義務じゃない地域だから大丈夫」しかし、通勤・通学・買い物で隣県へ移動する人は少なくありません。事故は県境を見てくれません。さらに重要なのは、義務=補償が十分、ではないこと。現在販売されている自転車保険の多くは、 ・賠償上限1億円〜3億円 ・月額数百円〜1,000円程度この水準が一般的です。しかし、個
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