ビジネス英語の限界――自分の世界の中でしか詳しくなれない
英語で仕事をしている、と言うと
「英語が得意なんですね」と言われることがある。
おそらく
「英語ペラペラ」
「何でも英語で話せる人」
そんなイメージを持たれているのだと思う。
正直に言うと、かなり違う。
英語が得意なのではなく、
仕事の範囲の英語に慣れているだけだ。
たとえるなら、
「エンジニアなんですね。
ネットワーク・バックエンド・インフラ・顧客折衝、全部できるんですね」
と言われているような感覚に近い。
できることはある。ただし、それは自分の担当領域に限った話だ。
実務英語は、想像以上に狭い
実務で使う英語は、驚くほど限定されている。
・仕様確認
・スケジュール調整
・課題整理
・合意形成
話している内容の8〜9割は、毎回ほぼ同じ構造・同じ単語・同じ言い回しだ。
だからこそ、ある日突然
「英語ができるようになった」と錯覚する。
だがそれは、言語能力が広がったわけではない。
単に、使う英語が固定化されただけだ。
ビジネス英会話の経験年数が長い人を見ても、同じことを感じる。
発音はブロークンで、
どちらかというと「記号としての英語」で会話している印象だ。
それでも仕事は成立する。
実務英語が伸びなくなる瞬間
一定期間、英語で仕事をしていると、どこかで成長が止まる。
・会議は問題なく回せる
・メールも書ける
・トラブル対応もできる
ここで大体の人が成長が止まる。
それ以上努力するインセンティブがなくなるからだ。
例えば、
「秋葉原駅は東京駅から2駅離れています」
「そのエリアには近寄らない方がいいです」
こうした一見シンプルな日本語が、英語ではパッと出てこない。
抽象的な話が苦
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