絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

歳をとるのが嫌だと思うことについて

歳をとるのが嫌だ、と思う。それはきっと、とても自然な感情です。体が思うように動かなくなること。できていたことが、少しずつできなくなること。鏡に映る自分が、少しずつ変わっていくこと。誰だって、本音を言えば若いままでいたい。選択肢が多くて、未来が広く感じられて、「まだ大丈夫」と思えていた頃に戻れたら、と。「年齢を重ねるのは素敵なこと」「老いは味わいだ」そんな言葉を見かけるたびに、どこか置いていかれた気持ちになることもあります。でも、老いが嫌だと思うのは、弱さではありません。それだけ**"失うこと"を分かっている**ということです。老いが怖いのは、死よりも「変化」かもしれない老いが怖いのは、死が近づくから、というよりも、自分が自分でなくなっていくような感覚が怖いのかもしれません。役割を失うこと。頼る側になること。できないことが増えること。それまで築いてきた「自分らしさ」が、少しずつ輪郭を失っていきます。だからこそ、人は老いを拒みます。それは、まだ生きたいという意思の裏返しでもあります。嫌だと思っていい老いを前向きに受け入れられない自分を、責めなくていいです。怖いと感じるのも、寂しいと思うのも、当然のことです。老いを美しく語れる人だけが、成熟しているわけではありません。揺れながら、戸惑いながら、それでも今日を生きている人も、ちゃんと成熟しています。老いは避けられない老いは避けられません。でも、老いに対する「まなざし」は、少しずつ変わっていくことがあります。誰かの弱さに触れたとき。親の老いを目の前にしたとき。支える側になったとき。老いは、奪うだけじゃありません。関係を柔らかくすることもあ
0
1 件中 1 - 1