朝の心は、ゆっくりでいよう
朝ってきれいごとが似合わない時間だと思う。「今日も頑張ろう」なんて、目が開いた瞬間に思える日は、そんなに多くない。まぶたが重いまま天井を見て、一度ため息をつくことも多い。起きたくないな。もう少し、このままでいたいな。そんな自分を、昔は責めていた。大人だし仕事もあるし守るものもあるちゃんと起きなきゃ。ちゃんと動かなきゃ。でも最近はちょっと扱い方を変えてみている。「起きなきゃ」じゃなくて「布団の中で、まず自分の味方になる」にした。すぐに立ち上がらなくていい。布団の中で、深呼吸をひとつ。今日のことは、まだ考えなくていい。まずは、息をしている自分を感じる。それだけで朝はちゃんと始まっている。強い人ほど朝から完璧に動こうとする。でも本当はゆっくりスイッチが入る朝のほうが、心は長持ちする。起きたくない朝があるのはちゃんと毎日を生きている証拠。だから今日もいきなり走らなくていい。布団の中のあなたも、もう十分、頑張ってるよ。
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