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【積み立て型保険編|第2話】 保険料の中身を分けると何が残るのか

毎月、3万円。10年続ければ、360万円。「これが将来戻ってきます」そう聞くと、“積み立てている”感覚になります。でも。その3万円は、すべて積み立てられているわけではありません。保険料は一つではない積み立て型保険の保険料は、一つの塊に見えます。しかし実際は、・保障部分・積立部分・販売手数料・維持コスト・運用経費が混ざっています。最初から“分かれて”はいません。混ざった状態で、毎月引き落とされます。最初の数年はどうなるか多くの商品では、契約初期に販売コストが大きく差し引かれます。つまり、最初の数年は「思ったほど増えていない」という状態が起きます。解約すると、「元本割れ」になる理由はここにあります。損をしているのではなく、コストが先に引かれている。これが構造です。保障はいくら分か仮に、同じ死亡保障額を掛け捨てで準備した場合、月額はいくらになるでしょうか。積み立て型と比較すると、驚くほど安いケースがあります。その差額は、積立とコストに回っています。積立はいくら積まれているかでは、実際に積み立てられている金額はいくらでしょうか。3万円のうち、いくらが運用に回り、いくらが経費に消え、いくらが保障に使われているのか。ここを意識して契約している人は、多くありません。「戻る」=「増える」ではない満期でお金が戻る。それは事実です。でも、それが最適かどうかは別の話です。同じ期間、保障を分け、積立を分け、自分で管理した場合。結果は変わる可能性があります。複雑に感じる理由難しく感じるのは、商品が悪いからではありません。構造が一体化しているからです。保障は保障で。積立は積立で。コストはコストで。分けて考
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【保険編|第8話】 がん保険は「がん」すべてを守りません ── 診断条件と給付の境界線

「がんになったら大変だから、がん保険には入っておいた方がいいよ」社会人になったばかりの頃、こんな言葉をかけられた人も多いと思います。確かに、がんは誰にとっても他人事ではありません。でもここで、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。がん保険は、“がんという名前がついた出来事すべて”を守る保険ではありません。「がん」と診断されても、同じ扱いにはならないがん保険で給付の判断に使われるのは、・診断名・進行度・治療内容・初発か再発かといった、かなり細かい条件です。つまり、「がんと診断された」=「必ず給付される」ではありません。この時点で、多くの人が思っているイメージと現実にズレが生まれます。一番ズレやすいのは「最初の給付」がん保険の説明でよく出てくるのが「診断給付金」。ここに、かなり大きな誤解があります。・どの段階で診断されたのか・どの治療方針になったのか・保険の定義する「がん」に該当するかこれらによって、給付される・されないが分かれます。「がんになったのに、思ったより出なかった」という声が出るのは、この部分のズレが原因であることが多い。若いうちに入りやすい理由、入りやすさの裏側がん保険は、・保険料が比較的安い・「もしも」に備えている感覚が強い・勧める側も安心して話しやすいという理由から、若いうちに加入しやすい保険です。でもその一方で、・内容を深く確認しない・「がん=全部守られる」と思い込む・見直しのタイミングを失うという状態になりやすい。ここに、長期的なズレが生まれます。この回で伝えたいのは、不安ではありませんここまで読んで、「じゃあ、がん保険は意味がないの?」「入らない方がいい
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