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「会社員時代は普通に話せたのに」、日常会話が怖くなった

「普通のこと」ができないカウンセリングルームのドアを開けた彼女は、少し俯きがちだった。椅子に座ると、小さく息を吐いた。「あの...今日は、ちょっと恥ずかしい話なんですけど」ダイキ「恥ずかしいって感じることなんですね。大丈夫ですよ、ゆっくり話してください」クライエント「はい...。あの、私、半年くらい前に仕事を辞めて。それからなんですけど...コンビニとか、美容院とか、普通の場所で人と話すのがすごく怖くなっちゃって」彼女は膝の上で手を握りしめていた。クライエント「例えば、コンビニでレジに並んでる時とか。店員さんに『袋に入れてください』って言おうとするんですけど、なんか...言葉が出てこないんです。で、結局何も言えなくて、袋なしで持って帰るみたいな」ダイキ「袋が欲しいのに、言えない」クライエント「そうなんです。変ですよね...。働いてた時は普通に言えてたのに」少し沈黙があった。彼女は俯いたまま、次の言葉を探しているようだった。「何もしてない人」として見られている気がするダイキ「働いてた時と、今と。何か違いを感じますか?」クライエント「......やっぱり、『何もしてない人』って思われてる気がするんです」その言葉には、自分でも驚いたような響きがあった。クライエント「なんか、店員さんに『この人、平日の昼間からコンビニにいるし、仕事してないんだろうな』って思われてる気がして。それで、なんか...申し訳ない気持ちになっちゃって」ダイキ「申し訳ない?」クライエント「はい...。なんていうか、ちゃんと働いてないのに、普通の顔して買い物してるのが、なんか悪いことしてるみたいな」彼女の声は小さくな
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