【30万部突破】「健康になりたきゃ腎臓をもみなさい」著者との信頼が教えてくれた、人にしかできない出版の力
私はこれまで数多くの著者の「商業出版デビュー」を編集者として実現してきました。
その中でも特に忘れられないのが、ある著者との出会いです。
彼のデビュー作は、女性向けの「顔を変える美容の本」。
私が編集を担当し、これが彼の“人生初”の出版でした。
その後、彼は別の出版社から出した2冊目──『健康になりたきゃ腎臓をもみなさい』で一気にブレイク。
ついに累計30万部を超えるロングセラーとなったのです。
出版デビューを支えた身として、これほど嬉しいことはありませんでした。
けれどそれ以上にうれしかったのは、彼との「関係」が今も続いていることです。
3年前、再び私に「新しい本を一緒に作りたい」と声をかけてくれました。
そのとき彼が言った言葉が、今でも胸に残っています。
「初めて出版のオファーをくれたのは、みやがわさんでした。
冗談半分ですが、“出版の処女”を捧げた気持ちなんです。
だからみやがわさんのオファーなら、できる限り応えたいと思っています。」
その言葉を聞いたとき、私は心の底から思いました。
出版は、人と人との信頼でしか生まれないものだ。
「目の前の一冊」に全力を尽くすことで見える景色
彼のデビュー作を作っていた当時、私はただ目の前の原稿と格闘していました。
「どうすればこの本が一人でも多くの読者に届くか」
「構成をどう磨けば“実用的で読みやすい”と感じてもらえるか」
「どんな付加価値をつければ書店で立ち止まってもらえるか」
──そんなことばかりを考えていた日々。
正直、そのときは著者の“未来の成功”まで想像できていませんでした。
でも、あのとき本気で一冊に向き合ったからこそ、
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