No,112 「サツマイモ」、食べると“おなら”が出やすくなるって本当?
今が旬の「サツマイモ」、食べると“おなら”が出やすくなるって本当? 管理栄養士に聞いてみた
10月13日は「サツマイモの日」です。焼き芋やスイートポテトなどのスイーツから、煮物といった食卓の料理まで、さまざまな楽しみ方ができる野菜ですが、サツマイモを食べるときに気になることといえば、「おなら」です。
「焼き芋が大好物だけど、食べ過ぎるとおならが気になって…」「おならが出るのが嫌だから、サツマイモは何となく敬遠しがち」という声もある中、「おならが出やすくなるって本当なの?」「どのくらい食べると出やすくなる?」など、サツマイモとおならの因果関係に疑問を持つ人もいるようです。
サツマイモを食べると、おならが出やすくなるのは本当なのでしょうか。管理栄養士の岸百合恵さんに聞きました。
食物繊維の分解・代謝の過程で「ガス」が発生
Q.そもそも、サツマイモとはどんな野菜ですか。
岸さん「サツマイモは、ヒルガオ科の植物が成長・肥大した根の部分を食べる作物で、原産地は中央アメリカです。日本では、江戸時代に薩摩地方(現在の鹿児島県)から全国に伝わったことから、『サツマイモ』と呼ばれるようになりました。
主成分は炭水化物で、食物繊維やビタミンC、ビタミンB1、カリウムなども豊富に含まれています。特にビタミンCは、サツマイモ1本でリンゴの4倍以上の含有量です。通常は加熱に弱いビタミンCもデンプンによって守られており、ほとんど分解されずに残るという特徴もあります。また、切り口から出る『ヤラピン』という成分が腸の働きを促します。豊富な食物繊維との相乗効果で、便秘の改善に効果的です。
収穫時期は8〜11
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