“公表しない恋人”と“安心したい自分”—価値観の違いと嫉妬の間で
あなたも、大切な人の言動に“モヤッ”とした経験はありませんか。たとえば、恋人がSNSや配信の中で、あえて自分の存在を伏せていると知ったとき。それは相手なりの理由があっても、心の奥に波紋のような不安を残します。「信じているのに、どうしてこんなに嫉妬してしまうんだろう」そんな気持ちを抱えてセッションに来られたのは、しずくさん(仮名)でした。彼女が口にしたのは、ネット活動と恋愛、そして価値観の間で揺れる心の葛藤でした。「……わかってるんです。ネットの人たちだし、彼は私を特別だって言ってくれる。でも、嫉妬しちゃうんです」しずくさんは、少し視線を落として言葉を続けました。彼は配信者として活動しており、ある日「今日はグループ通話があるから、終わったら連絡するね」と告げられたそうです。メンバーには女性も含まれていて、その一言で心がざわつきました。嫉妬してしまう気持ちは彼に伝えました。彼は「ネットの女なんて信用してないし、言い寄られても絶対断る」と答えてくれたそうです。でも同時に、「彼女がいるとは公表しない」とも言いました。理由は「言うと視聴者やコメントが減るから」。「もちろん彼はプライベートを大事にしてくれている部分もあります。朝のおはようLINEだって、最近は毎日くれる。でも、安心できないときもあって…」僕は尋ねました。「彼が“出会いは求めていません”と書くだけでも安心できますか?」「……はい。安心感が70%は増します」それなら、その具体的なお願いを伝える価値はあります。けれど彼は、「人が減るのは嫌だ」と渋るかもしれません。それはつまり、“出会い目的の人”が来ても構わないということになりま
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