「人を動かすマーケティング」から「人が動きたくなる文化」へ
──ダイレクトマーケティングを、私の感性で変換してみたらはじめにある日、SNSで流れてきたマーケティングの広告を見かけました。「この方法で売上が〇倍に」「たった3つのステップで集客が自動化」──どれも魅力的な言葉が並んでいました。けれど、そこにあったのは「どう売るか」ばかりで、“どう届けたいか”という視点はほとんど見えませんでした。もちろん、それが悪いわけではありません。けれど、私が信じたいビジネスとは少し違うのです。これまで関わってきたクライアント──正確に言えば、自分の想いを形にしたいと願う人たちは、売上や数字よりも、「どんな想いで届けたいか」を大切にしてきました。だから私は、数字を動かす方法ではなく、心が動きたくなる流れをつくりたいと思うようになりました。ダイレクトマーケティングの本質ダイレクトマーケティング(DRM)は、「人の心の動きを理解し、行動を設計する」という点で、非常に優れた思想だと思います。もともと私も、オリーブオイル事業時代からその考え方を実践してきました。メルマガを2,600回発行し、反応率を高め、リピートや紹介を増やす。それは間違いなく成果につながりました。しかし同時に感じていたのは、“数字の上では成功しているのに、心が乾いていく感覚”でした。売ることが目的になると、どこかで人を操作してしまうのです。たとえば、開封率やクリック率を上げるために、本心ではないけれど反応が取れる言葉を使ってしまう。その瞬間に、誰かの顔が見えなくなっていくような――そんな“心が乾く感覚”がありました。扱い方ひとつで、マーケティングは変わるダイレクトマーケティングの本質は、悪では
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