【カンナエ(カンネー)の戦い自体は「たった1日」の出来事。】
前回さ、ハンニバル・バルカのことを話したとおもうんだけどさ、今回も、まあ、その続きみたいなもんです。僕ね、人の上に立つことを降りた側の人間なんだけどさ、それでも、というか、だからこそなのか、めっちゃ英雄好きなんですよ。なんでだろうね。自分ではやらない選択をしたくせに、そういう“前に立つ人間”に惹かれるっていう、このちょっとした矛盾。まあ、人間ってだいたいそんなもんか。え?また歴史の話?ちょっとウザいって?そんなの知りません。(笑)今日も懲りずにやります。前回ね、ハンニバルは「最終的には負けた側」として描いたんですよ。実際そうだからね。でもね、これちょっと誤解されると嫌なんだけど、僕はあの人、めちゃくちゃ好きなんですよ。カエサルも好きだし、アレクサンダーもいいよね。あのへんはもう、いわば“完成された主人公”。でもハンニバルって、ちょっと違う。あの人ね、「最高の現場リーダー」だった気がするんですよ。ほら、今の上司でさ、いるじゃないですか。やたら肩書きだけ立派で、言葉はそれっぽいんだけど、「で、あんた何してくれんの?」ってなるタイプ。空気だけ重くして帰っていく人。あれ、だいぶしんどい。(笑)ハンニバルはね、たぶん真逆なんですよ。言葉で引っ張るタイプじゃない。地位で押すタイプでもない。どっちかというと、「背中」と「飯」で語るタイプ。これ、ちょっと古臭く聞こえるかもしれないけど、でも現場って、結局そこなんですよね。もともと彼はカルタゴの貴族で、バルカ家っていう将軍の家系。いわばエリートですよ。現代でいうと、まあ、創業家の二代目みたいなもんか。ちょっと言い方悪いけど、“最初から椅子が用意さ
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