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共感疲れの心理

共感疲れ 他人の苦しみや痛みに繰り返し接することで、自分の心のエネルギーが消耗し、情緒的な疲労やストレスが生じる心の状態。 一般的に、看護師や介護職といった対人援助職の人や、教師など密に人とかかわる職種の人に起きやすいですが、家族の介護をする人やよく友人の悩みを聞く人、あるいは近年注目されているHSP(Highly Sensitive Person)=繊細さんなどにも多く見られるものです。 心理コンサルティング「ARUKU」では、こうした一般的によく見られる心の状態についてもご相談できますので、ご関心のある方はのぞいてみてください。 では、今回は共感疲れの心理について、ストーリーで見ていきましょう。 やさしさの境界線 沙耶(さや)は、人の気持ちを察するのが得意なタイプ。友人のさくらが最近失恋して落ち込んでいると聞き、毎晩のようにLINEや電話で話を聞いていた。 「さくらが元気になるまで、私がそばにいないと…」 でも、数日たつと沙耶の胸に重さが出てきた。自分の時間が減り、気づけば好きな本も手に取っていない。画面越しの愚痴を聞いていると、まるで自分が失恋したみたいに疲れていた。 夜、布団の中で思った。 「わたし、何してるんだろう…。さくらのためって言いながら、わたし、全然元気じゃない」 翌朝、久しぶりにノートを開いて、こんな言葉を書いてみた。 「今、ちょっと苦しい。さくらの話を聞くのは嫌じゃないけど、わたしも休みたい。」 そして、彼女は思い切って、さくらにメッセージを送った。 「ここ数日、ちゃんと話を聞きたくていっぱい時間を使ったけど、正直、わたしもちょっと疲れてきちゃった。あなた
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