なぜ人はセクハラをするのか?心理から読み解く加害者の本性
1 セクハラは「性」ではなく「支配」の問題セクシャルハラスメント(以下、セクハラ)は、単なる性的欲求の発露ではなく、力関係の誇示や支配欲求から生まれる行為です。加害者は、自分の地位や立場を利用して、相手の拒否権を奪い、優越感を得ようとします。つまり、相手を「性的に消費すること」で、自身の価値や力を確認しているのです。2 共感性の欠如と自己中心性多くのセクハラ加害者には、相手の気持ちに鈍感な「共感性の欠如」が見られます。また、自分がどう見られているかばかりに意識が向き、他者への配慮が欠けています。これは「自己愛傾向」の強い人に多く、他者の不快感よりも自分の欲求を優先させる傾向があります。3 無自覚という名の防衛機制驚くべきことに、多くの加害者は自分が「セクハラをしている」と気づいていない場合があります。これは「認知のゆがみ」と呼ばれ、自分の行動を正当化したり、相手が喜んでいると勝手に解釈する防衛機制の一種です。この歪みが放置されると、加害者は同じことを繰り返します。4 セクハラは「弱さ」の現れセクハラをする人は、一見強く見えても、内面には不安や劣等感を抱えていることがあります。他人を支配することでしか自分を保てない——それは、自信のなさや孤立感の裏返しともいえるでしょう。セクハラは力の誇示でありながら、実は「心の弱さ」の表出でもあるのです。
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