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紹介状を“招待状”と読んだ日から、全てが始まったお話

「10万人に1人」と言われて思ったこと数年前、ある日突然、食事中に「ん? 飲み込めないぞ…?」と首をかしげる出来事がありました。たまたまだろうと思って様子を見ていたら、水分ですら喉を通りづらくなってくる。「これはマズイ」と思った頃には、もうすぐ夏。アイスも冷やし中華も楽しめない未来がチラつき、さすがに病院へ駆け込みました。診断結果は「片側声帯麻痺」。大きな病院への紹介状をもらいましたが、その瞬間、なぜか私の頭の中では「紹介状」が「招待状」に変換されるという、我ながら信じられないほどの気楽さ(笑)。その後、CT検査の結果、とある重い言葉が浮上。頭のてっぺんから足の先まで、ありとあらゆる検査をしたのに、どうしても原発が見つからない。そんなある日、主治医が静かに告げたのは「指定難病、発症頻度は10万人に1人」という診断でした。その瞬間、私が思ったのは「え、じゃあ今、宝くじ買ったら当たるんじゃ?」でした。そして主治医に向かって「先生の分も買ってきましょうか?」とにっこり。…いや、もう少し深刻になれ自分、と思いつつ、どうしてもこのお気楽さは変えられませんでした。それから何年かが経ちました。病気は完治しないし、副作用や日々の不具合はしっかり出ています。体も、常に快調!とは言えない日々。でも、あの頃、原因がわからないから治らないとされていた「片側声帯麻痺」は、いつのまにか消えていました。あのときのお気楽っぷりが、もしかして自然治癒力を引き出したのかも?なんて、本気で思っていたりもします。今、私はこの難病と「同居」する生活を送っています。病気を「闘う相手」ではなく、「一緒に暮らしていく存在」と
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