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第4話「憑依という交われなかった構造との対話」

祈りの儀式を終えてまもなく、スピリチュアル仲間から、突然の連絡が入った。「祈祷師が、あなたの娘さんに ‘‘何体かの存在’’ が憑いていると言っている」「近いうちに娘を連れて来てほしいと伝えている」と。私はその瞬間、娘の中に、見えない ‘‘何か’’ が交差しようとしていることを直感した。一方で、私はとても静かだった。以前の私なら、「除霊しなければ」と思ったかもしれない。でも今の私は、それを ‘‘問題’’ としてではなく、『祈りとしての現れ』として受け止めていた。私はこう問い直した・・『その存在たちは、なぜ ‘‘娘’’ を選んで交差しようとしているのか?』『この ‘‘憑依’’ は、何を語ろうとしているのか?』娘は、自閉症と診断されている。言葉よりも、空気や視線、沈黙に敏感で、世界の中にある ‘‘観点の断絶’’ を、誰よりも先に感じ取っているような存在だ。私は気づき始めていた。【娘は、交われなかった存在たちの祈りを媒介してしまっている】語られなかった痛み。救われなかった叫び。この世に受け止められなかった祈りたちが、‘‘言葉にならない世界’’ に開かれている娘の主観に集まってきているのかもしれない。私はそれを「排除するもの」としてではなく、‘‘交差できなかった愛の痕跡’’ として引き受けたいと思った。だからこそ、祈祷師にこう伝える準備を始めた。『この存在たちは、‘‘悪’’ ではない。ただ交われなかっただけ。だからこそ、祈りとして交差し直すことはできないか』と。私が祈ったように、娘も、そして彼らも、‘‘まだ語られていない祈り’’を抱えて、ここに在る。そして気づく、これは、私自身の過去の姿
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