「もの忘れ」か「認知症」か。家族が気づくべき小さなサイン
はじめに:小さな違和感を「見逃さない」ために「最近、父が同じことを何度も聞く…これって普通の老化?」多くの家族が、こんな小さな違和感から気づきます。でも、「そういう年齢だから」「疲れているだけでは」と打ち消してしまい、適切な対処が遅れるケースが後を絶ちません。この記事では、「普通のもの忘れ」と「認知症のサイン」を区別する具体的なポイントを、精神科専門医の視点からわかりやすく解説します。「普通のもの忘れ」と「認知症」の本質的な違い多くの方が混同していますが、本質的な違いは「記憶の一部を忘れているか、体験そのものを忘れているか」です。■ 普通のもの忘れ・例:朝ごはんのメニューを忘れる・本人の自覚:「最近物忘れが多いな」と気にする・ヒントを与えると:「あ、そうだった!」と思い出す・日常生活への影響:ほぼない■ 認知症のもの忘れ・例:朝ごはんを食べたこと自体を忘れる・本人の自覚:忘れたこと自体に気づかない・ヒントを与えると:思い出せない・日常生活への影響:支障が出てくるポイントは「体験ごと消えているかどうか」です。家族が気づくべき「7つの小さなサイン」以下のいずれか1つでも当てはまる場合、早めに専門医への相談をお勧めします。① 同じ話を何度も繰り返す(しかも自分では気づいていない)普通のもの忘れでは、「あ、この話したっけ?」と自分でも気づきます。しかし認知症の初期段階では、「さっき同じ話をした」という記憶そのものがないため、何の疑問もなく繰り返します。ポイント:本人が「もう言ったっけ?」と確認するなら正常。確認せず繰り返すなら要注意。② 財布や鍵を「誰かが盗った」と言い始める認知症の初
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