恋愛の“ファストフード化”について考える。
近ごろ恋愛のご相談をお受けする中で、私が感じていることがあります。それは「主に20~30代の恋愛の価値観が変化しつつある」ということ。最近はマッチングアプリが一般化し、誰でも簡単に出会いを楽しめるようになりました。これは一昔前なら考えられなかったことです。当時の恋愛は自分の近しい人(職場や誰かの紹介など)と知り合い、交際宣言をして、そこから恋人関係に発展するのが主流だったように思います。しかし最近の…主にマッチングアプリでの恋愛はそうではない。最初から「恋人候補」となる人と出会い、交際する前提で交流が始まります。恋人候補の前提なのだから、「付き合ってください!」のような一言がない。そのため“なあなあ”でいい雰囲気になり、その先の関係に発展し…という流れが多くなります。そして男女どちらかの熱が冷めたら自然消滅し、また別の出会いを求める。ふらっと出会って恋人としての時間を楽しみ、ふらっと別れて次の相手を探す。このようなファストフードならぬ“ファスト恋愛”に、価値観が変化しつつあるように思うのです。欧米では「告白して付き合う」という形式はあまり見られないとも聞きますし、そちらの価値観に移りつつあるとも言えるでしょう。また、マッチングアプリで出会った人とは真剣な交際に発展しづらい側面があるように感じます。昔は出会い系サイトというものが話題になったことがありました。私のなんとなく抱くイメージとしては、「未成年が犯罪やそれに近いことに巻き込まれる温床」というもの。特に学生あたりは軽々しく手を出していいものではなかったように思います。日本人にはどうしてもそのイメージがまだ根強く残っているので
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