恋愛の“ファストフード化”について考える。

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コラム
近ごろ恋愛のご相談をお受けする中で、私が感じていることがあります。
それは「主に20~30代の恋愛の価値観が変化しつつある」ということ。

最近はマッチングアプリが一般化し、誰でも簡単に出会いを楽しめるようになりました。
これは一昔前なら考えられなかったことです。

当時の恋愛は自分の近しい人(職場や誰かの紹介など)と知り合い、交際宣言をして、そこから恋人関係に発展するのが主流だったように思います。
しかし最近の…主にマッチングアプリでの恋愛はそうではない。

最初から「恋人候補」となる人と出会い、交際する前提で交流が始まります。
恋人候補の前提なのだから、「付き合ってください!」のような一言がない。
そのため“なあなあ”でいい雰囲気になり、その先の関係に発展し…という流れが多くなります。
そして男女どちらかの熱が冷めたら自然消滅し、また別の出会いを求める。

ふらっと出会って恋人としての時間を楽しみ、ふらっと別れて次の相手を探す。
このようなファストフードならぬ“ファスト恋愛”に、価値観が変化しつつあるように思うのです。

欧米では「告白して付き合う」という形式はあまり見られないとも聞きますし、そちらの価値観に移りつつあるとも言えるでしょう。

また、マッチングアプリで出会った人とは真剣な交際に発展しづらい側面があるように感じます。
昔は出会い系サイトというものが話題になったことがありました。
私のなんとなく抱くイメージとしては、「未成年が犯罪やそれに近いことに巻き込まれる温床」というもの。
特に学生あたりは軽々しく手を出していいものではなかったように思います。

日本人にはどうしてもそのイメージがまだ根強く残っているのではないでしょうか。
出会い系サイトから出会い系アプリ、マッチングアプリ、マチアプ…と名前を変えるごとに、かつての印象は薄れつつあるのかもしれません。
しかしそのイメージが完全にゼロになったかといえば、そうではない。

つまりマッチングアプリを通じて出会った段階で、「アプリで出会った人」という、ややマイナスな印象が本人に付与されてしまう。
(もちろんアプリによっても値段設定や本人確認の厳格さなどで差はありますが)

昔の「職場や知り合いから紹介された人」と違い、アプリで出会った人はいきなり目の前に現れた人です。
軽い自己紹介は済ませているでしょうが、それ以上のことはわかりません。
互いに初対面では本名を教えず、ニックネームで呼び合うこともあるでしょう。
そのためどうしても、どこか不信感のようなものを抱いてしまう。

またかつてのお見合いとは違い、アプリでは目の前の異性と交際している最中でも別の人を探すことができます。
ゆえにお互いに「自分と真剣に付き合ってくれているのか」がわかりづらい。

以上から「相手はどこの誰かもわからず、真剣なお付き合いという感覚も薄い」という印象を抱いてしまいます。
このような背景から、特に20~30代は、先述した「恋愛のファストフード化」という価値観の変遷に拍車をかけている感覚があります。

つまりマッチングアプリが普及したことで「サクッと出会ってサクッと別れる」ということに抵抗がなくなりつつあり、恋愛の価値観が変化している。
そのため私たちのような相談を受ける側は、この変化を理解しておかなければ相談が噛み合わなくなるということです。

昔の恋愛の感覚でお聞きしてしまうと、「軽い気持ちで異性に手を出すなんてけしからん!そもそも恋愛というのは、もっとしっかり…」となりがち。
そうならないよう、私たち自身も世の中の潮流の変化に合わせて価値観をアップデートしていかなければなりません。

もちろん、この変化が良いか悪いかという個人の感想は別の話です。
しかし出品者であるならば、変わりつつあるという事実は頭に入れておかなければなりません。

私自身はしっかり相手と向き合う、昔のお堅い価値観のほうが好きですけどね。というお話でしたー。
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