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アタゴオルを探す

かなーり前なのですが、漫画家の、ますむらひろしさんの講演会に行ったことがあるんです。 たまたま偶然にどこかの広報で「ますむらひろし講演会」の案内を見かけ、応募したんですね。 ますむらひろしといえば「アタゴオル物語」とかヨネザアドとか・・・知ってる人は好きよね。 雑誌「MOE」に連載されていたのを思い出します。 講演のテーマは、宮沢賢治と、その作品についてという感じだったと思います。 アニメ「銀河鉄道の夜」の制作裏話的なお話だった。 ご存じの方も多いでしょう。子どもの時に見た、学校の映画会などで見た、という人も多いのでは?登場人物が猫になってるやつです。 講演の内容はほとんど覚えていないのですが、一つだけ「すごいな!」という感動と共に忘れられない話があります。 アニメ化するにあたって、ますむらひろしさんは徹底的に原作を読みこんだ。 そして、実際に映像化するわけですよね。 彼は気が付いたのです。 宮沢賢治の作品の中の描写を忠実にたどると、その季節、日付、時間まで分かってしまうということに!! これってすごくないですか? 私、この話を聞いたとき、震えがくるほど感動したんですけど。 宮沢賢治は、作品を書く時に、誰が気が付くか分からない方法で、細かい情報を作品の中に描いていたんです。そこまで読み込む読者がいると信じてたというよりは、ご自身のこだわりだったかもしれません。 その気にならないと、見つけられない方法で、秘密の暗号みたいな方法で、彼は読者に、いや、読者の中の数人の気が付いた人だけに、特別に教えてくれていたんですね。 「君の読み方が正しいよ」って。 「よく見つけたね」って。 ますむ
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