こどもの風疹について
こどものMRワクチンは麻疹と風疹の混合ワクチンです。
日本において、2012-2013 年にワクチン未接種の成人男性を中心に約 17,000 人、2018-2019 年に同じくワク チン未接種の成人男性を中心に約 5,000 人の流行がありました。
今回は風疹についてお伝えします。
★風疹は風疹ウイルスの飛沫感染により感染します。
感染すると2週間くらいの期間をへて症状が出現します。
15~30%は不顕性感染といわれ、抗体はできるけれど症状があらわれないため、気づかないうちに感染を広げてしまうことになります。
発疹が出る7日前から5日後まで感染力があると言われています。
★症状
1~3日 37℃の微熱や軽度のリンパの腫れ
1~3日 38~39℃の発熱、顕著なリンパの腫れを発疹が出現します
1~3日 解熱し、発疹が軽快しますがリンパの腫れは続くことがあります
大人の感染では関節痛が持続したり、重症化することがあります。
★合併症
3000人にひとりは血小板減少性紫斑病を起こすことがあり、血小板の減少により、出血傾向・紫斑が出現することがあります。
★★妊娠初期(20週以前)に風疹に感染すると
先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれることがあります。
目や耳、心臓に障害をもった赤ちゃんがうまれることになるのです。
★予防
予防接種によって予防することが出来ます。
昔は風疹に罹患することで免疫を獲得していました。
そのことで流行したことをうけ、
昭和37年4月2日生まれ~昭和54年4月1日生まれの男性は
2024年度まで風疹の抗体検査、ワクチン接種無料クーポンが配布されています。ぜひご活
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