こどもの食中毒について

記事
ライフスタイル
食中毒は細菌およびウイルスによるものが大半を占めます。
ウイルスが原因で多いのはノロウイルスで、細菌だと感染力が最も多いカンピロバクター属菌、サルモネラ属菌、腸炎ビブリオなど、様々な菌により起こるのが食中毒です。
今日は食中毒についてお伝えします。

年間の成人を含む患者数はノロウイルスによる食中毒が最も多く、ほぼ大半を占めています。

★症状
嘔吐・下痢・腹痛・発熱などの症状や、ときに頭痛を伴う場合もあります。食中毒は同じものを食べた人が同じ症状を起こすときに疑います。食中毒を疑う場合、すぐに受診をすること、おこさんがオムツをしている年齢では、オムツごと便を持って受診をすることで便の異常を確認することも出来ます。(便に付着したウイルスや細菌から感染しないよう、しっかり袋に入れた状態で持ち込みください)
多くの場合は軽症で、経口摂取を促すことで2~3日で回復します。急性胃腸炎の乳幼児は脱水や電解質異常になりやすいです。
しっかり水分摂取を促す必要があります。
重症の脱水や生後3か月未満のおこさんは輸液療法の目的で入院することがあります。

★治療
安静・食事療法・補液を行います。
まずは嘔吐や下痢で体力の消耗も激しいため、安静が大切です。
食事に関しては、食事が出来るようになってきたら、脂肪の多い食事は避け、うどんやおかゆなど消化のいいものから開始します。
また、嘔吐や下痢によって低ナトリウム血症に陥りやすいので、ミネラル入りの補水液を飲むことで補給できます。
脱水症状がなければ、塩分を含んだおもゆ、野菜スープ、チキンスープなどを薄めて飲ませてもいいです。
胃腸炎によって体力の消耗だけでなく、抵抗力の低下が著しくおこるため、上気道感染や口唇周囲炎の予防のために清潔を保つ感染対策も必要です。手洗いをしっかり行いましょう。

★予防
食べ物がウイルスや細菌で汚染されたものを口にすることで起こるため、調理前に手洗いの徹底・まな板などの消毒・食べ物の鮮度の確認・よく火を通すなどに気を付けてください。

毎日Instagramでこどもに関するライブ配信中です🌞
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す