こどもの定期予防接種の四種混合(五種混合)ワクチンに含まれる病気がポリオウイルス感染症で、小児まひと呼ばれる病気です。
当たり前のように予防接種している病気ですが、どんな病気なの?に関してはご存じない方もいるかもしれません。
実際、日本ではポリオウイルスによる麻痺患者の発生はありません。世界ではパキスタンやアフガン、ナイジェリアなどで流行は続いている病気ですが、日本での発生はないのに・・・なぜワクチン接種をするの?
そんなポリオについて今回はお伝えします。
★症状
ポリオはワクチン導入前は、毎年何千万人もの方が罹り、死亡者が出ていた病気です。感染しても大半の人は無症状です。
感染してから3~35日後に風邪に似た症状がでることがあります。
風邪くらいならいいじゃん・・・と思われるかもしれませんが、腸管から入ったウイルスが脊髄の一部に入り込んでしまい、手や足に弛緩性麻痺(だらんとした麻痺)が出現し、その麻痺が一生残ってしまう、呼吸困難で死亡することがあるという病気でもあります。
軽症であれば風邪のような症状や胃腸症状、0.1~2%で急性の弛緩性麻痺や死に至ることがあります。また、後遺症として手足の麻痺を残すことがあります。
★感染経路
便や唾液などを介して、経口感染・接触感染します。
★予防
定期予防接種による予防が有効です。
四種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ)
五種混合(上記+ヒブ)ワクチンがあります。
ワクチン接種によって、こどもに免疫がつくことで、病気からこどもを守ることが出来ます。
ワクチンに関する情報は日本小児科学会「知っておきたいわくちん情報」をご参照ください。
また、百日咳とポリオの免疫は小学校に入るころに下がってくることがあります。下がりかけた抗体価を高く保つために、就学前の5歳以上から7歳未満に任意接種が推奨されています。
ご検討される方はかかりつけ医に相談しましょう。
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