【 秋夜のもっと涼しくなる話・2nd 】nonfiction
怖い話を沢山経験しているので、ここでいくつ書けるかなぁ
なんて日々考えておりますが、幼少の頃まで遡って思い出します。
はっきり覚えてます、それは小学校2年生の時のこと。
1、2階共に4世帯、計8世帯の1階端のアパートに住んでいました。
長屋になっていて、玄関入ると、キッチン。周辺にトイレ、浴室がある。
その奥に一部屋、またその奥にベランダに出られる一部屋。
長屋の2K仕様です。
その日が学校から帰ってからなのか、休みだったのかは覚えてませんが
親父が休みで、お袋と妹が外出している恐らく昼過ぎの出来事。
親父は中央の部屋に布団を敷いて、普段の疲れからぐっすり睡眠。
私は、ベランダに出られる部屋で学校の図工で習ったばかりの凧作りを再現。親父の寝ている部屋と私のいる部屋は、襖で部屋を区切れるようになっており
その日は、親父が疲れて寝ていることもあり、襖は閉めたままで、
襖を正面に見るかっこうで音を立てず遊んでいました。
竹ひごを丁度いい長さに切ります。竹ひごをクロスさせて
凧の幌に合うようにセロテープで張り付けていきます。
ただ張るだけではありません、凧がきれいに飛ぶために
竹ひごが湾曲を描くように上手に張らないとなりません。
とても楽しかったことを思い出します。
その時…。
襖が何一つ音を立てず全開に開いた。
音は出ていないが「スー」っと。
それが、一瞬で誰かがやったことではないと察知し、
身体が硬直して、尋常じゃないと目が見開いて異常サインを出す。
そして、開いた時と同じ速度で、何一つ音を立てずに閉まった。もう、怖いなんてもんじゃない。
無意識に襖を開けて、ぐっすり寝ている親父の
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