第3章:プレスリリースとファクトブックの違いと作り方
テレビ局に企画を届ける主要ツールとして代表的なものに「プレスリリース」と「ファクトブック」があります。どちらも「会社や商品を伝えるために欠かせない資料」ですが、役割も使い方もまったく別物です。私は会社員として広報を担当していた頃、この2つの性質を正しく理解し、狙いを分けて作るようにしてから成果が一変しました。1本のプレスリリースでテレビ取材が10件決まることもあれば、ファクトブックがきっかけで大型特番へ発展したケースもあります。ここではその経験を交えつつ、両者の違いと成果に直結する作り方をまとめます。プレスリリースとファクトブックの違いプレスリリースとは売り込む商品を1つに絞り、魅力を多角的かつ端的に伝える資料で、分量の目安は A4・2〜3枚。初見3秒で「面白い!」と思わせる設計が肝です。誰にでも配れるのが特徴で、知人のディレクターはもちろん、まだ面識のない番組や記者クラブへの一斉送信も可能になります。企画が面白ければ刺さるし、そうでなければ刺さらない――“一撃必殺”の勝負になります。✅ ポイント:ネタは一つ、魅力は多角。 誰にでも届けられる“即決勝負の資料”。ファクトブックとは一方、ファクトブックは会社自体を「ネタの宝庫」として見せる“ネタ帳”です。「商品」「サービス」「制度」「社員」など…多面的に見どころを束ねます。分量は厚めでOK。雑誌のように、写真や吹き出しで“読み物化”するのが理想。プレスリリースと違って、初対面に送りつけてもじっくり読まれることは皆無です。そのため、ある程度信頼関係ができたディレクター相手に手渡すことで効く資料といえます。実際、仲の良いデ
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