地位や常識が崩れるとき。――正解のない世界で、「ゆり改めむ時代」を生きる
「なんだか、これまでの当たり前が通用しなくなっている」
そう感じているのは、私だけではないはずです。
選挙が始まり、社会の空気がざわつく中で、多くの人が「このままでいいはずがない」と感じているのではないでしょうか。
言葉にしきれない不安と期待が入り混じった緊張感を感じます。
歴史を振り返れば何度も訪れてきた「時代の転換期」がまさに今なのではないでしょうか。
今日はこんな2つの言葉から始めさせてください。
それは…
無位の真人(臨済録)
平らけき道うしなへる/ 世の中を/ ゆり改めむ /あめつちのわざ (橘曙覧)この歌が詠まれたのは、幕末という激動の時代。「平穏な道を見失った乱れた世を、天地が激しく揺さぶり、根本から揺さぶり動かし、一新させようとする。天地(宇宙)の神々による偉大な働きであることよ。」
そんな力強い意志と覚悟が、ここには込められています。
「ゆり改めむ」とは、単なる穏やかな”改め”ではありません。それは、「人が作った正しさ」ではなく、「天地自然の理」によって
世界を立て直そうとする”意志”です。
人間の理屈や正義、政治的な駆け引きを超えたところから起こる、「天地そのものの働き」です。
「あめつち」とは、この世のすべて。
特定の誰かの意思ではなく、「宇宙の摂理」、「自然の理」、「八百万の神々の総意」とも言える流れです。
現代の私たちに語りかける、この歌の「あめつちのわざ」は、
今のカオスを「襲いかかる不幸」としてではなく、
避けては通れない必然のプロセスとして受け取る「覚悟」を示していると感じます。
🟡時代が大きく揺れるとき、真っ先に崩れるのは「位」
地位、肩書
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