爆弾を車に載せてはならない。
今日は親戚の法事の都合で、朝から実家に帰っていました。
私と両親、親戚の叔父さん、いとこ、甥っ子たちが集結。
そして法事を済ませた後、馴染みの居酒屋に移動しました。うちの一族は大酒飲みばっかりで、とにかく飲む。
親戚がこれだけ集まるのも久しぶりということで、胃袋に穴が空いたかのように飲む。私は今回ドライバーだったので、ウーロン茶でちびちびやっていました。
2~3時間経ってもまだ皆飲んでいたので、私は持参したタブレット端末で、甥っ子たちと一緒にYouTubeでアンパンマンを見ていました。はよ終われ、と思いながら(小声)
夕方になってようやく満足したらしく、店を後にすることに。そのあと全員を私の車に乗せ、親戚それぞれの家に送り届ける流れに。
ただ、その運転中、後部座席から奇妙な声が聞こえてきたんですよね。
「うっ…うっ…」
「うぶっ…」
という声が。
これが怪談話なら稲川淳二っぽく「やだな~、こわいな~」とか言うのですが、乗っているのは親戚たち。ちらっと見ると一番調子に乗って飲んでいた従兄弟が、この世の終わりのような顔をしている。
私は瞬時に察し、法律に反しない範囲で、大急ぎでコンビニに進路変更。その間にも従兄弟は「うっ…ゔぉえっ…」などとゾンビのようなうめき声を上げている。
私は「もうちょっと待って!!もうコンビニやから!!」と制止しようとしたのですが、従兄弟は「あっくん(私のこと)、すまん」と言うやいなや、車内でリバース。私はココナラで初めてお客様から星1を頂いたときのような、悲しい気持ちになりました。
しかし間一髪、叔父さんがコンビニ袋を従兄弟にあてがってくれていたのでした。
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