最近「日記」書いてなくない?【5/25】

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コラム
最近「日記」と言いながら思い出ばかり振り返ってる気がする。(;'∀')

日記の難しいところは毎日何かが起きるというわけではないところ。
たまに起きる珍しい出来事よりも何もない平穏の日々の方が圧倒的に多いものです。

だから子どもの日記も「今日は特に何もなかった」の一文で終わるんですよね。仕方ないよ。何も起きないんだから。

昔その対策で学校の先生が「漢字を最低でも10文字以上使って日記を書くように」という宿題を出してきたことがありました。
しかし当時の私は人の話をまっっっっったく聞かない子どもだったので容赦なく「今日は特に何もなかった」とだけ書いて提出しました。

後日そのことをクラスのみんなに暴露されました。(笑)

しかし別にふざけてそう書いたわけではなく実際本当に何もなかったんですよね。
何もないのに何かあったように書く──字数を稼ぐためにでたらめばかりを書く記事みたいですね。
彼らもそれで生活しているわけなのでそれもやむを得ないのでしょう──いつか来る報いに身を裂かれる覚悟くらいは出来ているはず。

まぁ、でもお金もらっている彼らと違いこちらは無給で文字数を稼がないといけないわけです。
つまり一行で書いても一冊の小説並みの文字数で書いても私に得られるものは何もないのです。
ではなぜ私がブログを始めたかって言われるとそれはイラストレーターという仕事をみんなに知ってもらいたいからです。
私はイラストレーターとして活動してから初めて知ったこと、体験したことがありました。
その中で思ったのは「イラストレーターは誤解をされている職業」というものです。

世間一般ではイラストレーターは「絵が上手く」「何も見ずに描けて」「それでお金を稼いでいる」という認識です。

ですが実際は「絵は未熟で」「資料とか集めないと全然描けないし」「収入なんて雀の涙ほど」なんです。

確かに有名なイラストレーターの方は絵だけで生活できるほどに収入があったりもします。
でもそれはごく一部の人であってほとんどの場合は先に述べた通りの人が多いんです。

しかし、世間では売れているイラストレーターのことばかりに目が行くわけなので必然、「イラストレーターは絵だけを描いて生活が出来る」という認識になってしまっているんです。
さらには「絵だけ描いて楽に稼いでる」なんて認識もされているのでかなり下に見られていることも多いです。
この溝はいまだに埋まる気配がなく、今でも世のイラストレーターの方が不当な雇われ方をされている事案が結構あったりします。
また、イラストの著作権問題もまだ世に浸透しきっていない部分が多く、許可なくイラストを使用するなんてこともあったりします。

このようにイラストレーターという仕事は誤解されることがある職業で衝突も多々ある世界なんです。

特に多いのは絵の依頼の仕方に問題がある事案が多く、これは世のイラストレーター全員を悩ませていることです。

私がこのような体験をしたのは「国の形をした動物のイラストを描いてほしい」というものでした。

この依頼は子どもに世界の国に関心を持ってもらうための教養目的でのパズルみたいにしたく、親しみを持ちやすいように動物でそれを描いてほしい、というような内容だったんですね。

ただこれには問題があって、まず世界にある国の数って現在では196もあるんですよ。
そしてこのすべてをそれぞれ違う動物にしてほしいと言われたんですね。

私はこの時点で「ん?」と思いましたが、何とか要望に応えたいのでまずは相談しました。「どんな動物がいいですか?もしリストとかあったらそれを参考に描かせてもらいます」と。

そして返信では「全部おまかせします。よろしくお願いします」という一文だけ。

私はこの段階で「んー?」となりましたが子どもたちの喜ぶ笑顔を想像して頑張ることにしました。はい。

国の形をかたどりながら各形に合った動物を探し、その資料を集める作業は大変でした。なんせ都合よく国の形した動物なんているわけないですからね。
集めた資料の数は大体500程度。でもこれは全部を使うわけではなくこの資料の中から使えるものをピックアップするためのものでした。

この時点で私の疲労と負担はすさまじいものでしたが、しかし私は依頼者様の喜ぶ顔を見たいがために奮闘しました。
ですがここでまた問題が起きます。

国の中には世界地図で見るとバラバラになってるものやほぼ点のもの、また国によって承認していない国とかもあったわけです。
このあたりの扱いはどうすべきか悩み、私は再び依頼者の方と相談しました。
「お疲れ様です。現在制作中の中にイラストにするには難しい国がいくつかあります。こちらはいかがいたしましょうか?」という具合に。
そして私はそのイラストにするには難しい国のリストを作り、それも一緒に送信しました。
そして帰ってきた返信では「ではその国は除いたパズルでお願いします」とのことでした。
これは私にとっても負担が減らせるものだったのでとてもありがたかったです。すでに満身創痍だったので。

そして私は残りの国の形をした動物を描き上げ、無事納品をしました。

そして事件は起きました。

「すいません。この前描かなくていいって言った国もやっぱ描いてもらえますか?」というメッセージが納品後にすぐ来たんですよ。

これは定時にぎりぎり仕事が終わったところに追加の残業が来たみたいな感じでしたね。

もちろん私はこの返信にすぐ反応しました。「ですがこちらの国は動物とするにはあまりに散乱としており、描くのが難しいものばかりです」と。

そして返ってきたのは「そこを何とかお願いします」でした。
まさかの丸投げ

この件に関しては私もかなり頭を巡らせて考えていたんですが、しかしどうしても動物に見立てられないものが多い。
例えばインドネシアとか見たらわかるんですけどバラバラ過ぎてどう頑張っても生き物の形にはできないんですよ。
他にもメチャクチャ小さい国もいくつかあり、パズルとして使うならほぼ点にしかならないようなものだってありました。

あまりにも無茶ぶりな内容に私は断ろうともしましたが、もはや意地のようなもので何とかこの仕事を完遂させたいと己を奮い立たせました。
そして私はある妙案を思いつきました。そうだ魚群が使えると──。

世界地図のパズルとするなら海に浮かぶ国々であるはずなのでそこに魚群のイラストがあっても何ら不思議ではない──これならいける!

と思った私は急いで魚群のイラストに取り掛かります。
しかしイラストにしようとしているものは世界地図では小さく表示されるもの。そこに色を多彩にすると色がきれいに表示されないのでは──と思い、私は各魚の色は単色のものにしました。
淡色にすることで魚群の華やかさを表し、パズルとしてみる子どもたちにも楽しんでもらおうと考えたからです。
そしてこれも全部の国の分まで描いて納品し──無事依頼完了。

とはなりませんでした。

「なんですかこの手抜きは!?こんなにひどいものをよく平気で出せましたね!?」

これが最初に来たメッセージでした。
その後、依頼者からはこちらに対する不満をつらつらと書かれ、挙句の果てに「こんなひどい仕事をする人とは思いませんでした!」とも言われ、依頼は半ば強引に中止となりました。

これに対する製作期間はおよそ一か月。私は寝る間も惜しんで制作して、その結果得られたのは「ひどい仕事」という評価だけでした。

こちらは出来るだけ要望にも応え、都度問題があったら時間がある時に相談もしていたのに向こうは意見をころころと変え、あまつさえこちらに非があると言わんばかり一方的にまくし立ててこちらの意見に耳を貸す様子はありませんでした。

何よりこれはイラストのデータを納品した後に言われたことなんですね。

つまり、向こうは196か国分の動物のイラストデータを入手した後に急に中止にしてきたわけです
この意味が分かりますか?

私は絵を描くのは好きですが、絵が得意な方ではありません。
私が描くものは独学のもので、絵の向上のために日々勉強をしている身です。
絵が描けるようになるのにもかなりの時間を費やし、たくさん練習をしてきたからこそのものであり、私はまだその途上にいる身なんですね。
なので私にとっては絵を描くのは決して楽なものではありません
私が絵を描けるのは私の努力の結果であり、その成果なんです。

その背景を見ようとせず、目先のことだけで判断されるのがただただ悲しいです。

私の絵はお金稼ぎのためではなく、誰かに喜んでもらうためのものである──そのことをみんなに知ってもらいたいです。

ということで今回はここまで。文字数稼ぎは出来たかな。
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