木の枝にぶら下がった友達。すると…【5/24】

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小さいころに私の地元では木登りがブームだったことがあります。

主に登る木は決まっていて、校舎の庭に生えている木がみんなの遊び場でした。
その木は校舎と同じくらいかそれ以上の高さを持ち、かつ枝がらせん状に幹から生えていたために比較的に登りやすかったんです。
そのためみんなその木のてっぺんを目指して登り、降りるまでが一種のステータスみたいなところがありました。
ただ、中には高すぎて降りれなくなってしまった人とかもいたりして大変なことがあったりもしましたね。
今の時代だと木登りって許されてるんですかね?少なくとも私の小さなころで木登りを注意されたことはなかったです。
まぁ、危ないとかは言われたことはありましたけど。(笑)

時は進んで高学年になった頃、体も大きくなり、体重も増えてきたために自然とそのような無茶は控えるようになりました。
というのも高学年になると低学年の見本になるようなことをしないといけなかったため、あまりやんちゃが出来なかったんです。
真似してケガとかされたらたまったものじゃないですからね。
そんな時に私はよく友達と自転車で色んな場所に行って遊ぶのが日常でした。

高学年ともなると行動の制限もある程度緩和され、自転車に乗って遠くまで行けるようになったからですね。
まぁ、それでも門限までには帰らないといけなかったのでそれほど遠くまでは行けなかったんですけどね。

当時の私の主な遊び場は神社でした。

なんで神社?といわれても特に理由はないです。ただ神社は公園とは違って普段は人が少なく、遊びとなるようなものがたくさんあったからですかね。
私の頃には公園の遊具は徐々に姿を消し始めた頃でした。理由は「危ないから」という理由。それだけです。
昔はあった遊具が今は姿を消しているのはその危険性が広まったからなんですよね。
そうやってどんどん遊戯が撤去されて、残ったのはただ硬い地面の公園。
申し訳程度にあるブランコと滑り台は誰にも使われていない哀愁が漂い、近寄りがたい雰囲気を出していましたね。
そんな殺風景な公園で遊んで来いと言われても子どもも困惑しますわ。
なので自然と遊び場は公園以外の場所になりがちだったんですよね。

さて、私が遊び場としていた神社には比較的背の低い木も見られました。
私はそこで落ちている木の棒やどんぐりなどを集めて遊んでいました。

その神社は近くに川も流れており、その川も子どもが入っても足がつくほどに浅いもので自然と寄り添っているものを感じます。
その川に魚とかいないかと探していたら私はある一本の木を見つけました。

それは別に珍しいものではありません。そこら辺に生えているものと変わりなく、特別な木であるということはありませんでした。
ただその木は河原のすぐそばに生えていました。

ここで木の性質というか、生態について簡単に説明したいと思います。
木は植物であるので当然日光を浴びて光合成をして生きています。
そしてこの植物というのはとても面白い生え方をしており、実は自身の生えているもの同士がなるべく重ならないようにしてるんですね。
これは植物の光合成をするにあたって自身が影にならないように植物が配慮した結果だと言われています。
なので葉が落ちた木とかをもし真上から見ると、おそらくすべての枝を見ることが出来るはずです。
また、木は日光を長く浴びようとするために北半球では南の方へ向かって伸びる特徴もあります。
これは太陽が東→南→西の順に動くため、木は最も長く日光を浴びる時間を延ばすために南の方に向かうためです。ヒマワリとかを思い浮かべるとわかりやすいかもですね。🌻
ちなみに南半球では東→北→西の順に動きます。太陽が右から左に動くそうです。不思議ですね。

さて、そんなわけで私がその見つけた木は枝が川の方に向かって伸びており、一本の枝は川の上に架かるようになっていました。
太さも十分で耐久もそれなりにあり、ふと私は木登りしていたことを思い出していました。
特に川の上に架かるように伸びていた枝はそこにぶら下がるだけでもスリルがあり、私と友達はしばらくそこで遊んでいました。
すると友達は何を思ったか、子ども故の助長なのか、突然その木の枝に抱き着くようにしてぶら下がったのです。
いくら耐久があると言ってもそれは枝、しかも抱き着くようにぶら下がるのは少々危険です。
私はすぐに友達に「ケガするかもだしやめとけ」と忠告しました。しかし友達はテンションが上がっているのか聞く耳を持ちません。
「大丈夫大丈夫」。友達が余裕の笑みをこちらに向けました。

バキッ。

ふと、そんな音が私の耳に届きました。
それだけで私は何が起きたのか分かったのですが時すでに遅く──。

バッシャーン!

友達はまっすぐと川に落ちました。折れた木の枝を抱きながら。
私は目の前で起きた一部始終をしっかりと見ており、案の定の結末に腹を抱えて笑っていました。
幸い落ちたのが底の浅い川であるため、ケガもなく友達はすぐに出てきましたが──言うまでもなく全身濡れていました。
季節は夏でありましたが、さすがに全身濡れたままに外にいるのは風邪をひいてしまうだろうと、私と友達はそのまま帰路に着くこととなりました。

また、川の上に架かる木の枝はその一本だけで、それも折れてしまったため、このような珍事が再び起きることはありませんでした。

皆さんも木にぶら下がる時は木の枝の耐久を過信しすぎないようにしてくださいね。
でないと私の友達のように一生そのことでいじられるようになりますから。(笑)

ということで今回はここまで。
また次回にお会いしましょう。
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