印象に残る自己紹介文章、スピーチを作成します!メニューにつき、クライアント様より掲載の許可をいただきましたので、サンプルとしてご紹介させていただきます。
【サービス提供までの準備】
まずは、2パターンそれぞれどれくらいの長さの文章をご希望かということと、目的や披露の対象についてお伺いしています。(基本は各500文字まで)
例えば長さは1分くらい(300~400字)、交流会での口頭での自己紹介、などの回答をいただいたうえで、質問リストを準備します。
今回、先方からのご希望は、
・数週間後に控えた子供さんの役員会での自己紹介。
・当日は、一言どうぞ、くらいの自己紹介の挨拶だと思われるので、名前、一言二言で好感が持てる感じで。長さよりも好感親近感が得られ、次に繋がるようなものを希望。1分ぐらい?
・2パターン目は、もうひとつ今後ちゃんと自己紹介を振られた時に使えるものを希望。ちょっと長めの3分ぐらい?でしっかり自身を紹介できるようなものがほしい。
・この人と友達になりたいなと思われつつ、お茶を教える仕事なので、お茶をする事によって皆さんの心の平和→社会の平和、より良い社会になる一助になるように茶を広めたいと思っていることを、上手くまとめてほしい。
・一緒に仕事、営業に繋がるような文言を希望。少し笑いも入ればありがたい。
とのことでした。
茶道は難しそう…という思いがありつつ、興味もあったので、楽しみに準備をし当日を迎えました。オンラインインタビューで、
・お仕事についてざっくりお伺いできますか?
・お茶を始められたきっかけは?
・お茶がどんなふうに生活を豊かにしてくれると感じていますか?
・日常生活の中でどんな時に幸せを感じますか?
といった質問、雑談を繰り返し、1時間ほどお話をお伺いしました。
【どれくらいの長さの自己紹介を持っていると便利?】
口頭での自己紹介の場合、現場でいざその時になってみないと、どれくらいの時間の猶予がもらえるのか分からないので、その点難しいところです。
これまでいろんなイベントやパーティに参加してきましたが、交流目的の会では、1分くらいは話せる場合が多いように感じます。
もちろん場合によって異なるので、最初の自己紹介は、とにかくどこの誰なのかを伝えあうだけの目的で数十秒に設定し、皆で一緒に何かをする活動の方に時間が割かれる企画もあります。
他の人の時間を奪わないように既定の時間は守りつつ、自己紹介や一対一の雑談の時間が思ったより長くなった時に、ネタが尽きてしまわないよう用意しておくことが大事かなと思います。
といったことを踏まえて考えると、まずはやはり1分くらいの自己紹介を基本パターンとして準備しておき、興味がある人が現れた時に、もう少し深く話せるよう長めのパターンも用意しておくと良いのでは、と思います。
1分ですと300~400字くらいなので、それくらいあれば
①名前
②趣味・仕事(メインのトピック)
③上記メインのトピックについて軽いエピソード(人柄が伝わるような具体的な内容)
④締めの挨拶
のようにまとめられます。
もし現場に行って、本当に一言二言しか話せない雰囲気であれば、③を削って済ませればいいので、そういう意味でも、苦手な方はこの構成を準備しておくと安心かもしれません。
今回は、ある程度は時間がもらえそうだというお話でしたので、1パターン目は300文字を目安に制作させていただきました。
1パターン目
こんにちは。〇〇と申します。7年ほど前から茶道の講師をしております。
実は、茶道というと堅苦しい感じがして、長い間人に話すのに抵抗があったんですが、今は“喫茶去”の気持ちで、1人でも多くの方とお茶の時間を共有できたらと思っております。
“喫茶去”とは、喫茶店の“喫茶”に“去る”と書く禅の言葉で、「まぁまぁ、お茶をどうぞ」。きっと毎日いろいろ考えないといけないこと、大変なことたくさんあるでしょうけれど、まずはお茶を飲みましょう、というような意味です。
お稽古についてはもちろん、イベントでちょっと実演してもらえないか、など何でも気軽にお声がけいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。(295文字)
【制作にあたり気をつけたポイント①】
①講師→生徒の上下関係のイメージを薄くするために“お茶の時間を共有”という表現にしてみました。
②自分も堅苦しいと感じていた、という一言があることで、親しみを感じやすくなることを期待して入れ込みました。
③“喫茶去”という言葉を聞くと、今の言葉は何?と次に来る内容を期待しながら聞くので内容が耳に入りやすく、また話を長く感じにくいのではと思いました。
また、禅の言葉なんだ、へぇー、というトリビア的な発見もあるのでは、と私自身が受けた興味深さからも入れてみました。
茶道の価値、クライアント様の想いを一言で伝える言葉かなと思いましたし、短め版では深く語らず、まず興味や親しみを持ってもらえることを第一優先にまとめました。
2パターン目
初めまして。〇〇と申します。7年ほど前から裏千家の茶道の講師をしております。
茶道と聞くと、いろいろ難しそうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、何をやるかと言えば、実際“お茶を飲んでお菓子を食べる”だけです。
皆さんおうちでお茶を飲む時間って、ホッとしますよね?それって、慌ただしく過ぎていく時間に区切りをつけて、心を休ませたりできるからだと思うんです。
茶道は、その一息タイムをより新鮮で心豊かなものにしてくれる存在だと思っています。お着物を着て、しつらえられた茶室でお茶とお菓子をゆっくりといただく。
季節感を味わったり、掛け軸の言葉について考えてみたりしているうちに、家族のことをふと思い出して、今朝は言い過ぎたなぁ、なんて反省したり。非日常の空間と時間の流れの中で、ちょっと立ち止まってリフレッシュできる自分の姿、頭に浮かんできませんか?
先代の家元のモットーは、「一椀からピースフルネスを」だったのですが、以前はあまり深く考えなかったんですね。でも、一人一人の心の平和が世界の平和に繋がるんだな、と最近思うようになりました。
お稽古の雰囲気やお人柄が分かるエピソード(約300字 略)
稽古についてはもちろん、イベントでちょっと実演してもらえないか、など何でも気軽にお声がけいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。(819字)
【制作にあたり気をつけたポイント②】
・普段おうちでお茶を飲む時間との繋がりを切り口にすれば身近に感じてもらえるのでは、と思いそこから話を始めてみました。
・質問をされると、人間の脳は自動で答えを探すそうなので、参加型のスピーチになることを期待して、問いかけながら話す形にしました。
・実際に茶室でお茶をしている自分自身がイメージされるといいなと思い、頭の中の動きを書いて入れてみました。
・全部ですと800字強ですが、その場に応じて一部を削り長さを調節していただけるようにしました。
【こういったプロセスで、お作りしています】
“雑談インタビューで具体的なエピソードを聞き出し、“何となくこうしたい”を形にします!”を実現するために、
①ざっくばらんなインタビューで、素の状態で出てくる言葉を、まとまりを気にせず思いつくまま、ぽろぽろと語っていただく。
②リラックスして自由に答えていただき、お人柄、何をどんなふうに伝えたいのか、といったことを全体のお話から掴む。
③質問の答えの中からエッセンスを抜き出して、混ぜ合わせて一つにまとめる。
バラバラのものを繋ぎ合わせて一つにする過程はとても楽しく、幾度の推敲を経て出来上がった時の達成感は、フフフ…です笑。あとは、クライアント様が喜んでくださるのを祈るのみ!
質問をされて答える、という形を取ることで、すっかり忘れていた昔の出来事を思い出したり、脳内の別々の場所に保存されていた事柄が一気に繋がって大きな発見に繋がったりすることがあります。
自己理解にも大いに貢献しますので、雑談インタビューお薦めです(^ー^*)