人とリアルで会うことから遠ざかっているなぁ、という危機感が限界点に達したようで、この間久しぶりに雑談イベントに参加してきました。
主催側ではなく参加者としての参加は本当に久しぶりで、興奮しながら現地に着いたのですが。
顔ぶれを見て衝撃。20代の方が殆どで、都合良く忘れている自分の年齢を、また思い知らされました笑。
せっかく朝早くから参りましたし、と不安な気持ちを振り払い、会に臨んだのですが。
その場に馴染めていない訳でもないのに、どこか浮遊感があり、何故か落ち着きません。
もちろん、若者の間で流行っている趣味やSNSなどの種類や使い方の違い、聞き慣れない言葉なども理由ではあるけれど、それだけではない乖離感があるというか。
あぁ、これが“近い年代層の人達が漠然と共有する価値観”で。私の年代との価値観とのギャップなのかな、と改めて気づきました。
【中年になると人との関りに消極的になる】
友人に、「若者ばかりで気後れしたし、彼らから伝わるエネルギーに、焦燥感に駆られた」と話したところ、「20代の頃って、どう生きたらいいんだろう?っていう迷いや不安から、よく活動すると思うよ。30、40代になると、人生こんなもんかなっていう諦めから、動かなくなる人が多いんじゃないかな」と言われて、納得しました。
イベントの開催状況を見ていても、20代限定!はよくあるんですが、中年向けのイベントって、殆どないんですよね。
スポーツや何かの勉強会など、特化したものなら参加する人もいるでしょうけれど、オープンなイベントに参加する人って、この年代になると、確かに少ないのかも。
消費する時間や体力を天秤に掛けた時、無意識にそれらに見合うかどうかを計算してしまい、確証がないものには費やさない、という思考になってしまうのかもしれません。
ライフステージが変わったり、責任あるポジションに就いたりする年代。自分自身への優先順位が下がって、とにかく毎日やり抜くことで精いっぱいになりがちなのかもしれないですね。
でも、そのうちに決まりきった型にハマってしまう、ということもよくあることなのでは。
会う人がいつも同じ、話す内容も似たり寄ったり。ルーティンもワンパターン……。
【柔軟な考え方を保つために】
年を取ると、否が応でも頭は固くなってしまいます。若者との間の、何とも言えない乖離感を通して、自分も着々とその道を進んでいる、という事実を思い知らされました。
でも、今回の経験で、“想定できない刺激”を得ることで、頭が固くなるスピードを、緩やかにすることはできるんじゃないか、とも感じました。
今回参加したイベントでは、時間も短く、また、お互いの話を噛み合わせながら進めるような構成にはなっていなかったので、何かのテーマについて意見交換するとか、ブレインストーミングで斬新な考えに出会うとかいったことはなかったんですが、それでも、人の考えに触れることの刺激の大きさを肌で感じました。
人の思考の変化って深いんだな、他人の考えにその場で共鳴して、直接的に影響を受けて考えが変わるというだけじゃなく、人の考えから、ふとした気づきや疑問を得ることで、新しいアンテナが立ち、次の情報が入ってきやすくなる。
そしてその情報からさらに刺激を受けて、別の人と関わり、その人との会話中にまた科学反応が起こって考え方が変わっていく、というふうに、何段階も経て変化していくんだな、とハッとしたんです。
言葉からだけでなく、その人全身から発せられるオーラやエネルギーからも大きく影響を受けるので、例え会話が少なめで、エネルギッシュな関り方をしなかったとしても、人と交流することで、刺激は十二分に得られるんだな、と思いました。
そして交流する相手は、できるだけ多様性に富んでいる方が効果が高いことは言わずもがな。
健康で心豊かに生きるために、“人とのゆるい繋がり”は柱の一つと思い活動してきましたが、“老若男女が集えて、浅い建前の会話で終わらない、核心に飛び込めるイベント”を目指すことは、人としての柔軟性を保つ上でも、とても意義があることなんだ、と確信が強化されたような気がしました。
【どんなイベントを目指すのか】
今回のイベント参加者のお1人と、帰り際にお茶をしてみたところ、ハッとする質問をいただきました。
「主催者の方は、何を見返りにイベントを開かれているんですかね?何かあるはずですよね」
言われてみれば……。私が利用しているプラットフォームは、主催者側には毎月利用料がかかります。
これまでのイベントは殆ど無料で開催しており、場所の選定、イベントの企画、問合せ対応、人数管理などなど、お金も手間もかかるのに、どうして4年以上も続けているのか、と改めて自分に問うてみたところ。
その理由は、
・幅広い年代の人が集っているが、普遍的なテーマで意見交換すると、妙な世代間ギャップは感じず、また話も深まり、大きな満足感が得られる。
・普段誰にも話さないような、他愛のないことが話せる喜び。
・さらに、その些細な話の中に、他の人達との共通性が見つかったり、共感を呼んだりすることで、気持ちが満たされる。
・バックグラウンドが全く違う人達同士で、情報や知識の相互利用が起こる。異なる領域間でアイデアが行き来することで、とてもユニークで新鮮な会話ができ、リフレッシュできる。
・人が、自分の企画で楽しそうにしているのを見ることで、大きな喜びを感じる。
・自分の意見、自分の存在はここで受け入れられている、という安心感を得られる。
こういったところかなと。
時間と手間をかけてしか、得られないものってあると思っていて。
他人への自己開示能力を育てられたり、本当の意味での多様性の理解に繋がったり、人とゆるく繋がることで、メンタル面の健康維持ができたりするといいな、と思っています。
科学に席巻されている今の時代、エビデンスがないもの、目に見えないもの、今すぐに役に立たないものは、敬遠されがちですし、その価値にも気づきにくいですが。
収穫まで大変な手間がかかるものは、それだけ実りも大きいと思っています。
今はイベントは休止中なのですが、パワーアップして再始動したい!他の活動も含めて、中年の人達を活性化させたい!というのが、ビビリで自信ナシ子の私の、大きな野望です。