今度は、書く場合の自己紹介について、コツをまとめてみたいと思います。話す自己紹介と重なる部分もありますが、何かの参考になれば嬉しいです。
さて、書く自己紹介となると、サークルや様々な団体の会報誌、社内広報誌、などなど、いろいろな機会がありますよね。
少々大袈裟に書きますが、よく見かけるパターンを含めて、例示してみたいと思います。
1例目
初めまして。言葉レリーナと申します。〇〇県出身。学生時代は陸上をやっており、全国大会に出場しました。〇〇大学を卒業後、〇〇で〇年勤務。その後〇〇業界に転職し、〇〇について学びました。〇年後には〇〇部のマネージャーとなり、部下〇人を率いて〇〇プロジェクトを任され、〇年で目標達成しました。〇〇のような評価をいただき、大きく貢献できたことを嬉しく思っています。趣味は映画です。レイトショーなど割引のある日を狙って観に行きます。好きなジャンルはアクションとサスペンスものです。よろしくお願いします。
2例目
初めまして。言葉レリーナと申します。これまで主に接客業に就いてきたのですが、現在はマンションコンシェルジュをしています。入居者さんのリクエストに応える何でも屋さんで、時にはDIY的なことまで行いますが、“雑用を全力でやる”ことがとても楽しく、ハマっています。おばあちゃまの入居者さんがある時フロントに近づいてこられて、「私ね、あなたのこと好きよ」と告白されたこともあります。そういう何でもない日常が宝物です。面白エピソードがたくさんあるので、良かったら気軽に話しかけてください。
読んでみて、どちらに惹かれますか?
大前提として、どんな媒体に、どんな人達を対象に書くのか、で内容を変えるべきなので、一般的な話になりますが。
面白い自己紹介のコツとして、
【情報量を絞る】
1例目のような書き方をすると、盛り込める情報量はかなり多いですが、上辺をサラッと流すような自己紹介になるので、深みがなく印象に残りにくいですよね。
反対に2例目は、学歴や勤務形態、年齢といったデータ的な要素は殆どありませんが、1例目と比べて親しみを感じませんか?
そもそも1~2分、文字数にすると300~500字程度の自己紹介で、何十年という長さのこれまでの自分の歴史を伝えるのは不可能なので、思い切ってデータ情報は大幅に削り、この場で、この人達を対象に、何を伝えたいか?を考え、焦点を絞ることが大切ではないかと思います。
交流目的の自己紹介であれば、
・読者との共通点または共感点の提供
・自分らしさの表現
・(プラスアルファとして)目新しさ
があると良いのではと思います。
マンションコンシェルジュという仕事は意外と知られていないようで、「それってどんな仕事?」と興味を持たれることが多く、目新しさのあるトピックとして有効だなと認識するようになりました。
“どんな気持ちで仕事に臨んでいるか“を書くことで、自分らしさの表現をクリア。
”雑用を全力でやる“という部分や、おばあちゃまのエピソードは、ポジティブな人には響きやすく、共通・共感点として働きます。結果的に”自分がつながりたいタイプの人達“を、引き寄せられます。
【具体的なエピソード】
具体的なエピソードを入れると、内容を面白くするのに効果的です。データ的な要素だけでは、人の心は動かせないなと実感しています。
1例目の内容では、“レイトショーなど割引のある日を狙って“、の部分には入っていますが、付属品程度の内容なので、もう少し深く書いた方が興味を持たれやすいと思います。
仕事上の自己紹介の場合も同様で、違いは、“仕事に則したエピソードを選ぶ”というだけです。
【何を書くか、書かないか】
文章って、思ったよりいろいろ伝わります。TPOに合わせて、何を書いて何を書かないか、の選定が肝だと思います。
例えば社内広報誌の自己紹介文であれば、1例目のように仕事内容を書くのも適切ですよね。
ただ、1例目のような書き方をすると、仕事に重きを置いている人物であるということや、非常にプライドが高いこと、などが伝わります。人の話をあまり聞かなさそう、パワハラ気質かも、といった印象も与えやすいと思います。
もしここに部下を褒める内容が含まれていれば、全く印象は変わってきますよね。“書いていないこと”にも情報が含まれているということです。慢心や上から目線も、文章の端々から伝わるので、よくよく注意が必要です。
とは言え、謙遜が過ぎると慇懃無礼、または卑屈な印象を与えます。自分の実績は淡々と書き、真面目に取り組んできたことが伝わるようにすることが必要だと思います。
【自己開示度のコントロール】
自己開示度を上げると、カジュアル度が上がります。よりパーソナルな内容になるので、聞き手が親近感を覚えやすくなります。
2例目のおばあちゃまのエピソードの部分のように、実際に話した言葉、言われた言葉を「」で入れると、より砕けた内容になります。
【鍵となる言葉、エピソードを入れ込む】
“読者との共通点または共感点の提供“の部分ですが、①一般的に興味を引きそうな言葉、エピソード②特定の読み手に響きそうな言葉、エピソード③自分との共通項となる言葉、エピソードを入れることも有効です。
一般的に興味を引きそうな言葉では、上述した“マンションコンシェルジュ”が当てはまります。体育会系の人達が多そうな集まりであれば、“好きなスポーツや経験”、海外感覚のある人達との共通項を入れたいと思う場合は、“自分の英語学習についてや留学経験”について書くなどすると、対象となる人達の目を引きやすくなります。
【自然な流れからの締めくくり】
1例目では、データ情報(主に自分の実績)を一方的に押し付けて、「よろしくお願いします」と締めくくっています。
自己アピールが過ぎて鼻につき、「よろしくって、何を?」と反感を買いかねませんし、「私はこういう人間です。あなたに合わせるつもりはないので“よろしく”」というようにも響きます。
また、最後の趣味の部分には唐突な印象も受けますよね。
交流目的であれば、自身について親近感が湧くようなエピソードが語られ、 “こんな人と仲良くなりたい“”今後こういうことがしてみたい“というような希望で締めくくられていると、自然な流れでしっくりきます。
【温かみのある文章を心がける】
話す自己紹介に比べて、書く自己紹介では、伝わる情報が一気に減ることになるので、普通に書いているつもりでも冷たく感じる場合があります。
温かみや柔らかさ、フレンドリーさが纏われている文章を意識すると、読み手の心に残りやすくなります。
印象的な自己紹介のコツ①(
https://coconala.com/blogs/949700/457015)でも書きましたが、自分の名刺代わりの自己紹介には、大きな潜在的価値があります。
この人面白そう、話しかけてみたい、支援してあげたい、と思わせることができれば、既に自己紹介だけで相手の中に入り込めている、ということになります。
マンネリ気味の自己紹介を見直して、自分の魅力をもっとアピールしてみませんか?
ポイントには納得だけど、実際作ってみると難しい、上手くまとめられない…という方は、対面(オンライン)で内容をお伺いし、自己紹介やスピーチをお作りするサービスを行っていますので、是非ご相談ください♪
貴方のお気持ちを全力で汲み取らせていただきます(^―^*)