過去に、ご相談のあった内容を少しだけ紹介いたします。
相談内容
現在、個人事業で展開している事業のフランチャイズ展開を考えています。
フランチャイズシステムは、時にMLM的な人間関係のつながりが発生する面もあるかと推測しています。私自身はMLMについて悪いということは考えていないのですが、上納金(加盟金やロイヤリティ)に対して抵抗感を示す方もいることを垣間見ることがあったことから、フランチャイズシステムもそういった人間関係のリスクも起こり得ると認識しておくビジネスモデルでしょうか?
また、MLMビジネスについてもわかりましたら教えてください。
回答内容
仰る通り、人間関係の繋がりはある程度発生すると思います。そこでトラブルが起こりやすいため、属人的(感情的)にならないように、契約書の内容をしっかりと固める必要があります。
フランチャイズは契約書ビジネスとも呼ばれるほど契約書の内容が重要になります。そのため、費用をかけてでもフランチャイズ契約書作成に精通した弁護士に依頼することを推奨します。逆を言うと、契約書さえしっかりしていれば人間関係によるトラブルも契約書に則って対応が可能となります。
人間関係のリスクを排除していくために、加盟者の基準を決め、トラブルを起こしやすそうな方を未然に防ぐ方法もありますが、100%ではありません。
加盟金やロイヤルティに対して抵抗感を示す人には加盟させないことを推奨します。そして加盟金については、加盟者の覚悟をはかるものさしとしてある程度の金額を設定するべきだと考えます。
MLMビジネスについては私自身経験がないため、回答を控えさせていただきます。