一度思い込んでしまうと、どれだけ説明しても、自分の思っている結論にしかたどり着かない人がいらっしゃいます。
例えば、彼があることについて隠していた。でもカードには「優しい嘘」であり、彼女である相談者を気遣うものであったと出ていますので、そう伝えても、「でも嘘はつかないって最初に約束したんです。」「噓つきは嫌なんです。」の一点張り。
彼に代わってなんとかもう少し柔軟に考えてもらえないものかと努力するのですが、何度説明しても彼女の考えは変わりません。
それが変わらないということは、彼女が一番望んでいない別れに向かうことになります。なんとかそれは避けたい。
こういう時、思うのです。
「きっと、これまで抱えていた不安感を肯定する方向へ進みたいのだなぁ。」
人は本人が思う方向にしか進まないのです。
別れたくないと言いながらも、一つの不安感だけを大きくクローズアップして、別れる理由を探しているのが自分では冷静に理解できていないのです。
別れたくないのに、なぜ別れる方へ進むことを本心が望んでいるのかって?
彼を疑う気持ちを持ちながら進むのは苦しいのです。それよりも別れてしまった方が楽になれるからです。そして、そういう別れをこれまでも繰り返して来ているので「自分はそういうタイプなんだ」という思い込みがあるのです。
幸せになりたいなら、その思いこみこそ別れを告げなければならないのです。